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【ペナン島UPLANDS留学7】大変申し上げにくいが・・

ここで娘について。
中学ではバスケ部に所属していた。同学年で4人なので中3では確実に先発メンバーになれるはずであったが、中2に切れ味の良い選手がいたため、補欠の時もあった。そんな境遇でも腐ることなく、先輩とも後輩とも仲良さそうだった。友人も多く勉強以外は学校生活が楽しそうだった。

そんな娘が、ひとめぼれしたマレーシアのインター校。米国の教育を経験した親としては、わからなくもなかった。

どの生徒にも発言をうながし、自主性を求める欧米式教育(ひとくくりすぎるが)に対し、暗記と理解がベースで集団行動を重んじる日本式教育(大雑把に)。

どちらが楽しそうに見えるかは生徒それぞれではなるが。

さて、受験に話を戻すと、成田空港からKL経由でペナンに入った。
UPLANDSの受験当日は、面接に備え親子ともにスーツで訪問した。
娘が受験している間、私は学校見学をさせてもらったが、食堂では先生たちが私に一緒に食事しようと誘ってくるなどとてもフレンドリーな学校であった。

「ここで学ばせてやりたいな。」 と心から思った。

数時間に及ぶ試験と面接を終え、娘は戻ってきたが
「丸暗記したストーリーを論文に盛り込み、面接は笑顔で通した。」

夕方、こわもての副校長から私だけ呼び出された。
「大変申し上げにくいが・・・。」

冷静に話を聞きながら、巻き返しの言葉とタイミングを考えていた。
情に訴えることにした。

・ここは今まで見た中で最高の学校であるし、娘も入りたがっている。
・日本の私立中学は退学して戻れない。
・英語力UPのために、入学出来たら家庭教師をつけたい。

真剣さを感じてくれたのか、元からそういうストーリーだったのかはわからないが、副校長は再検討を約束してくれた。

道は開けたか?

翌日だったか、その次だったか、再度学校へ行き、副校長から条件付きの入学を認められた。

条件は、
・翌年3月末までに学校が期待する成果を出せないときは退学。
(例外は認めない)

条件付きでも通学できるなら大成功であり、ペナンのダイアナ妃に報告するとともに、UPLANDSの制服を買いに走った。親子で笑顔がはじけていた。

<UPLANDS について>

気になる学費(2023)ですが、中3相当で年間6万RM弱(約180万円弱)。ペナン島では高額な部類ですが、マレーシアのインター校では高額な方ではないと思います。


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