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今日はいのちの日
老眼鏡を掛けて図を見る米子。
素子
米子さん、ワタシ、不思議なんですけど、せっかく若い体を手に入れたのに、股引きだ、尿瓶だ、老眼鏡だって、必要あります?
米子
素子ちゃ〜ん、長年の習慣って恐ろしいわね。股引き履かないと寒い気するし、おトイレは面倒だし、目も老眼鏡掛けないと見えない気がしちゃうもんよ。
素子
ハァ〜、そう言うものですか、良い事も悪い事も一度身についた習慣を改めるのは大変ですね。
米子
本当にそうかも。で、悪い習慣で罹った病気ってさ、何一つ、良いことないじゃない?
素子
エッ〜、家族の絆とか、他人の暖かさとか、あるじゃないですか?ブログで、涙、涙、感謝、感謝、雨あられ〜、的な?ヤツ。
米子
ソ〜言うのってさ、ごまめの歯ぎしりみたいで、本心ダスカ〜!!って、思うし、どっか逃げてる気もする。アッ、こう言う人もいるわ。
すなわち、病気になったことを悪く思うのは障害者差別だって、でもさ、そんなのオベンチャラよ。だって、出生前検査で陽性が確定した人の9割が中絶を選択しているもの。授かった命も育てにくけりゃあ、本人が可哀想だって。コ・ス・パ悪いからって言えばいいのに。
素子
なるほど、そんなことを軽々しく口にするは自己欺瞞と偽善に満ちていると。お考えですか?
米子
ねっ、病気なんて何一つ有り難くない。でも、このメッセージは病気でなければ受けられない。
生き直しますか?
つづく
大変貧乏しております。よろしかったらいくらか下さい。新しい物語の主人公を購入します。最後まで美味しく頂きます!!