見出し画像

今日はマヨネーズの日

主の肺胞で増殖を企み、ひと暴れしようとしている病原体を見つけた好中球胞の兄弟。


早速、中が、ご自慢のベトベト爆弾を病原体に投げつける。爆弾は見事命中し、中からマヨネーズ状の液体が溢れ出た。それは勢いよく病原体たちに絡みつき、彼らは身動きが取れなくなって大慌て、


それを確認した球は、ヨダレのような活性酸素をダラダラと垂らしながら病原体にむしゃぶりつき、これをガツガツと食べた。


胞は病原体を腹いっぱい食べて、ぶよぶよになった球の体に殺菌リゾチームスプレーをおオミマイした。


胞はまたしてもガンマンのポーズを決めてニタリ顔。



するとたちまち球の体からは毒が消え失せた。球が漏らしたヨダレのような活性酸素はお掃除部隊、抗酸化隊員により、綺麗サッパリ掃き清められた。



こうして好中球胞の兄弟たちはその日も一仕事終え、晴れやかに笑い合った。


彼らは与えられた使命を実直に果たしているけれど自分たちが短命であることを知らない。

つづく

白血球中の好中球の働き

好中球は白血球成分の50~60%を占めると言われ、下記の働きをします。

外敵が来た場所を察知して移動する(遊走能)

血液が流れていてもその場所にくっついてとどまる(付着能)

外敵を食べる(貪食能)

食べた外敵を分解する(殺菌能)

の主に4つの機能を持っており好中球は外敵が来たときにタンパク質を用いて活性酸素を作ります。話しは続きますが好中球細胞は一度の戦いで死滅します。




つづく

大変貧乏しております。よろしかったらいくらか下さい。新しい物語の主人公を購入します。最後まで美味しく頂きます!!