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今日はお菓子の日

無痛性心筋虚血に御用心


息を切らして喫茶シビアに入ってくる米子。



素子

あらやだ、米子さん、このクソ寒いのに短パン姿で首にタオル掛けて何してるんですか?



米子

糖尿の恐ろしさをね、しみじ〜み感じたから、糖尿にはやっぱり食事と運動だと思ってさ、今、寒いけど、ちょっとマラソンしてきたの。そしたら胸がチクッと痛くなっちゃって、心配だわ。



素子

米子さん、私、それ、

また、また、ま〜た、わかっちゃいました。それ糖尿です。



米子

なんですって〜!!知らぬ間に心臓までやられるの?



素子

ええ、前に自律神経の話をしたじゃないですか?自律神経の症状は、下痢、便秘、胃のもたれ、頻尿、失禁、尿のきれの異常、


勃起障害、発汗異常、起立時のふらつき、低血糖時に自覚症状がないなどさまざまです。中でも命に直結するのが心臓。


下々の者の痛みがわからなくなり、中枢本体も腐敗し、危機的状態にあることがわからなくなり、痛みを伴う改革の痛みも、どこ吹く風となればもう国は末期症状ってことですかね〜。



米子

わっわっわっわ、分っかりにくいはワロテンカーの戦い、あんたちょっと止めて、その例えがね、すっごく分かりづらいのよ、ちょっとね、ちゃんと言って。



素子

は〜い、承知しました〜。一部には熱狂的支持者もいますけどね〜。チェッ。しかもワロテンカーじゃね〜し、ワーテルローの戦いはナポレオン最後の戦いで〜す、わわわ稚内。


で、心臓は自律神経に支配されています。そして知覚神経によって痛みの感じやすい臓器となっています。



米子

そりゃそだわね、心臓が痛みを感じなければ、気にも止めないで、お菓子食べ途中でもパッタリ死んじゃって、はい、サイナラ〜。おかしな話だけど、心臓が感じやすいのは当然ね。



素子

この病気の事を無痛性心筋虚血、と言いまして、つまり、病んでいる心臓が痛みを感じない状態です。


糖尿病の主の血管はボロボロ、細胞に栄養も届かず、狭心症や心筋梗塞を発症しても、自律神経、知覚神経共に侵され、気がついたら、病院のベッドの上か、はたまたあの世か?ですよ。



米子

サイレント・キラーの実力発揮。あ"っ、胸、ズキューン。マラソン中にすれ違ったメンズの瞳にアタシ、ヤラれたのよ〜。



素子

ヘッ〜、天文学的に興味ないかも〜、でも、胸は色んな意味で敏感ですねぇ。

つづく

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大変貧乏しております。よろしかったらいくらか下さい。新しい物語の主人公を購入します。最後まで美味しく頂きます!!