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イラストレーターが動画を作るとこうなる
最近では動画制作は手軽なものとして制作する人口が増えてきましたよね。
イラストレーターの方、またはなりたい方で、動画制作にも興味のある方も多いのではないでしょうか?
会社員時代から趣味で動画制作をしていた私ですが、コロナで会社が倒産してフリーランス・イラストレーターになった経緯から、Premiere ProやAfter Effectsで動画のお仕事もしていました。
実績公開できないものが多かったのですが、実は、動画も作ります!
今回、ご依頼いただいた個展の告知動画を作るにあたり、どんなことを考えて作ったのか?イラストレーターが動画を作るという視点で書いていこうと思います。
ピクルスアート展×カナイユウ その彩りに恋をする
山口市内のカフェ「萩野菜ピクルス」さんにて、アーティストとコラボレーションしたピクルスアート展が行われます。そちらのSNS告知動画を制作しました!
ピクルスアート展とは?
山口市若宮町にあるカフェ「萩野菜ピクルス」にて、アーティストとコラボレーションをした「ピクルスアート展」を開催。アートを通して、野菜の新たな一面や、魅力を改めて感じてもらい健康意識につながるような企画。
カナイユウとは?
埼玉県在住。TBSテレビ【マツコの知らない世界】にて「キラキラの超新星」と紹介される。
「日常にカラフルを」をテーマに、見る人の心がときめくような華やかな色遣いで人物やファッション、パターンなどをレトロポップに描く。中でもガールズイラストに定評があり。アクセサリーショップの看板、フライヤー制作など幅広く手がける。
実はカナイユウさんと個人的に友人であり、ファンです。
以前から「ユウちゃんのイラストで紹介動画作りたい…!」と妄想して楽しんでいました。
個展をすると聞いて、「良かったら告知動画を作らせていただけませんか?」と萩野菜ピクルスさんにお声掛けしました。
動画制作で伝えたかったもの
コラボのため、「ユウちゃんの絵最高!」だけの動画にしてはいけない
と思っていました。
今回は「萩野菜さんとコラボする目的」があり、そのコラボによって制作したイラストがあります。
萩野菜ピクルスさん、カナイユウさんの2つがコラボをしたから「ピクルスアート展」が出来上がる。この世界観や理念、想いを今回動画に盛り込みたいと思っていました。
また、
カナイユウという作家は、「野菜」というテーマに対して、これだけ情熱的に、丁寧に真摯に向き合える作家である
ということも伝えたかったです。
イラストでも漫画でも、動画でも一貫して言えることですが、私は
サービスや商品の魅力を広く伝える
という情報伝達としてものを制作することが本当に好きなんだな、ということが改めて分かりました。
「イラストレーターが動画を作る」って意外と限られている
これは打ち合わせの際に気付いたのですが、たまたま萩野菜ピクルスさんの広報担当者さん、カナイユウさんどちらもイラストに携わる方だったので、
「動画はイラストに通じるところがあるから、ある程度要望はあるかな」と思い、「どんな動画が良いですか?」とヒアリングしたところ、
お二人とも、
「動画がピンときてないから分からない…」と。
私は動画制作もすれば、人の制作した動画を見ることも好きです。「ここではこんなエフェクト使ってるんだカッコイイ」「最近はこういう演出流行ってるな~」という関心があるので、「イラストに通じるものがあるし、イラストに携わる人なら同じくらいの関心がある」と勝手に思い込んでいました。
![](https://assets.st-note.com/img/1677042270728-NoxK2WGTiE.png)
当たり前なんですが、
イラスト×動画
って意外と限られているんです。
それなら、私にしかできない動画を作ってみよう!と今回制作に望みました。
![](https://assets.st-note.com/img/1676979443576-TrFzzbh90s.png?width=800)
二人からは、「山口であることを入れて欲しい」など必須要素を教えてもらい、あとはお任せという形になったので、私のイメージしていたものをプロットとして出しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1676979497651-qnaz0WwEuk.png?width=800)
カナイユウさんのイラストの魅力の一つは色合い、緻密さです。あまり「動画としてスタイリッシュ!」のようなエフェクトを使うと魅力が半減してしまうので、動きはありつつも、魅力を引き出す効果や演出に重きを置きました。
伝えないと伝わらない
何を当たり前なことを、と思うかもしれませんが、意外と「制作側」の立場になると見失いがちなことだと私は思っています。
イラストや漫画など、制作すると「ここはこういう設定で」「こんな状況だ」など様々な想いが募り、作品に込めます。
その際、「見たり読んだだけで伝えたい」と思いますよね。
今回、打ち合わせで意見が割れたのは、
野菜をテーマにした女の子達のモチーフ野菜を明確にするかしないか、という点でした。
ピクルスアート展では、店内にイラストが飾られます。おしゃれな店内で野菜の魅力に触れながら、使われている食材の野菜をテーマにしたイラストを大きなキャンバスで見るという展示会です。
つまり、モチーフの野菜を個展以外で明確にしてしまうのは、ネタバレになってしまうのではないか、ということです。
確かにそのデメリットもあります。しかし、告知動画の目的は
「多くの人に届ける」です。
素敵なイラストをただ流すだけでは、
「素敵なイラストだね~」
で終わってしまいます。
「野菜がテーマなんだ」
「あ、トマトはこんな子になったんだ!」
「ブロッコリーちゃんカワイイ!」
と理解できる構成でなければ、
なぜ萩野菜ピクルスさんで個展を行うのか、
カナイユウという作家がモチーフに対してどんな描き方をするのか
という情報が伝わりません。
イラスト、漫画、動画…何かを表現する先には必ず、伝えるという目的があります。この動画制作を通じて、私もイラストレーターとして考えさせられるところもありました。
そして出来たのが絵コンテです。ほぼ絵コンテ通りにいきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1676979524142-aDReC50A9B.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1676979524440-x8G19dR8dP.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1676979524684-tYPndl3stt.png?width=800)
長くなるので割愛しますが、本当に1秒1秒、コンマ0.1秒0.1秒ごとに考えて、愛を込めて作りました。純粋に作品のファンでもあるし、何よりピクルスアート展という企画の素晴らしさに胸が踊りました。
私はやっぱりだれかの魅力のお手伝いをすることが好きなんだな〜と再確認しました。
SNS時代、動画はやっぱり強い
🌸開催まで1週間🌸
— 🍴萩野菜ピクルス@山口市(🥪テイクアウト有) (@hagi_pickles) February 17, 2023
萩野菜ピクルスがアートとコラボレーションしてお届けするイベントです!
ここでしか味わえない彩りを是非お楽しみください。
◼️期間 2/24金〜3/13月
◼️場所 萩野菜ピクルス(山口市)#その彩りに恋をする #ピクルスアート展カナイユウ#ピクルスアート展 pic.twitter.com/TyDEhtYbMk
萩野菜ピクルスさんのツイートでは2月現在インプレッション数3.1万件です。かなり拡散、再生されていますね。
魅力を伝える手段として、やはり動画は強いな、と改めて思いました。
山口近辺にお住まいの方はぜひ足をお運びください~!
カフェタイム限定のコラボスイーツなども販売するそうです。詳細はこちら。
自分の商品やサービスの魅力を動画で伝えたい方へ
今回のようなSNS用動画から、このようなイラストレーター営業用動画など幅広く『魅力を伝える』動画を制作しています。
特に『イラストレーター営業用動画』は、自分のイラストの顧客層、自分のイラストの特徴を分析しつつ、営業が苦手なクリエイターの代わりに動画が営業をしてくれるナレーション付きの動画制作パックなども考えています。
既に数人から「気になる!」「頼みたい!」とお声掛けいただいているので、準備しております。
一緒にご自身の商品やサービスの魅力を伝えてみませんか?
ご興味がある方はこちらのサイトのお問い合わせからご連絡いただけると嬉しいです!
ではでは!
いただいたサポートは私の胃の中に入ります!