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子宮頸がん検診について

今日、家のポストに一通のはがきが届いた。

「令和6年度子宮頸がん検診のお知らせ」

そうか、私今年偶数年齢か。子宮頸がん検診通知を開きながら感じていた。20歳以上の女性は、2年に1回子宮頸がん検診を受けることが推奨されているのである。

20歳代後半から患う方が多いようで、定期的に検診を受けることで異形成を発見したり、既往していたとしても早期発見は大事なことらしい。
長生きすることが正とは思っていないけれど、今すぐに妊娠できなくなりたいわけでも死にたいわけでもないから、早期発見できるのであればしたいな、という気持ちではいる。生死について思っていることはまたいつか書けたらいいな。

今、こうして文章を書こうとするのも、自分だけの思いであれば何も考えずに書けるのだが、もし、もしこれを読んでくださっている方の身近に子宮頸がんを患っている方がいるとすると、とてもセンシティブな内容だなと思ってきたので、今回は検診についての感想を書いてみる。

・・・と、思ったが、そんな書くような内容もない。

結論、子宮頸がん検診は痛くて恥ずかしい。

検診の流れはだいたい以下の通り。

①下着を脱いで内診台に乗る。
②内診台が動いて仰向けで膝を開いた体勢になる。腰の下はカーテンで区切られていて見ることができない。恥ずかしい。
③お医者さんが腟に器具を入れてくる。恥ずかしい。ぐりぐりされる。痛い。観察してくる。痛い。
④子宮頸部を擦って細胞採取。恥ずかしい。ぐりぐりされる。痛い。
⑤腟側とお腹側から手で挟むようにして触診する。子宮や卵巣の形とか大きさを確認しているらしい。

セックスしたことがない場合は痛みを感じることがあるようだ。かくいう私は経験済みで、何ならひとりでもよく触る方だと自負している。それでもやっぱり痛いし、初対面の知らない男性医師に触られることには抵抗があった。これは男女差別なのかと言われると正直そうなのかもしれない。しかし、そういった本能的な抵抗もある時には自分を守ることだってあるだろうし、今回は仕方ないと目を瞑らせて欲しい。申し訳ないが愛しか勝たん。

「とにかく身体の力を抜いて~~~」
「脚しっかり開いて~~~」
「深呼吸して~~~~」

そんなことを看護師さんに言われるが、抵抗はまだある。
内診台を初めて見たとき、第一印象はアダルトビデオでよく見るやつだという感じだった。誠に遺憾である。

少し話題はずれるが、産婦人科って、不妊治療や月経困難症、妊婦さん・・・など、幸せと不幸の狭間でいろんな患者さんがいるのになぜ産科と婦人科に分けないところが多いのだろうと少し思う。病院で幸せなのは出産だけだから仕方がないのかなあ。医師不足なのかなあ。
いろいろ考えたりはするが、その時はとにかく「痛い」「恥ずかしい」が抑えきれなかった。

身体が男性の方は子宮頸がん検診を受診することがないので、そんなこともあるのだなあくらいに思ってもらって、身の回りの大切な女性を大切にして幸せに過ごしてほしいと思う。私も私を大切にしよう。

みかん

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