すもきちとは何か
noteを開いていただきありがとうございます!
smallkitchens(以下すもきち)を運営する株式会社Gifukuru代表の箕浦です。
「料理が得意な人が簡単に自分の料理を販売できる場所を作りたい」という想いで立ち上げたすもきちですが、事業を展開していくにあたり当初とは違った形になってきました。
現在すもきちはお弁当テイクアウト事業に加え、お夕飯用お惣菜のデリバリー事業も運営しており、今では後者がメイン事業となっております。
ただ、すもきちは本質的にはお弁当屋さんでもお惣菜屋さんでもありません。ぱっと見だとわかりづらい「すもきちとは何か」について改めて知っていただきたく、この記事を書くことにしました。
"作り手"と"食べ手"をつなぐ小さな台所
すもきちとは、
「作り手と食べ手をつなぐ小さな台所」です。
ビジネス的には、C2B2Cのプラットフォームとなり、一般的な飲食店のようなB2Cではない点が大きなポイントです。
そしてこの小さな台所では、お夕飯セットとしてその日の夕方に食べ手さんにお届けされるお惣菜を、登録している作り手さんたちがそれぞれ献立から考え自分たちでつくっています。
どんな作り手さんがいるのか
「自分の作った料理を販売したい人」
一言でいうと、そんな方々がすもきちに登録していただいています。
自分の料理を販売するにはいくつかの障壁があり、気軽にトライすることが難しいのが現状です。その障壁をすもきちが取っ払うことで作り手さんは自分の料理をすることができます。
具体的な作り手さん像
具体的な課題
単発で収益化できるほど飲食業は甘くありません。収益化のためのポイントとしてはリピート客です。リピート客は長期的に販売することでつくものなので、事業自体をどれだけ継続できるかが重要です。短期的には売上が立ちにくいこともあり、リピート客がつくまでいかにコストを下げて継続できるかがさらに重要になってきます。
キッチンを所有している知人に低いコストで借りられる人
キッチンを間借りしてコストが高くてもある程度継続できる、資金的に余裕がある人
単発で営業したとしても売上を立てられる、集客力がある人
という条件に合う人のみが自分の料理を販売でき、継続できています。とはいえ集客自体が難しいので、そういった人でさえ長く続きにくいのが現状です。
具体的な解決策
どんな食べ手さんがいるのか
「楽に普段の家庭料理を食べたい人」
一言でいうと、そんな方々がすもきちを利用していただいています。
作り手さん同様、現状では食べ手さんも楽に家庭料理を食べることにはいくつか障壁があります。
具体的な食べ手さん像
具体的な課題
核家族化、女性の社会進出、スマホの普及、さらにはコロナ禍によりデリバリー需要が増え、UberEatsや出前館を利用すること自体は当たり前になりました。しかし、多くの人の日々の家庭での食事事情は大きく変わってはいないように思います。
家庭料理のように毎日飽きずに罪悪感なく、お夕飯を食べることができるデリバリーサービスはまだまだ多くはありません。さらに料金が高いということもあり、これが家庭での食事(特に夜ご飯)にデリバリーが浸透していない大きな理由だと思います。
料理代行サービスも普及しており、"安心できる日々の食事"を外注化しやすくなってきていますが、コストやセキュリティの面で多くの人が使うには課題が残っている状況です。
具体的な解決策
smallkitchen"s"へ
ここまで書いてきたことは、すもきちのコンセプトやすもきちにどんな人が関わっていただいているのかについてでした。
すもきちの強みは、日常の食を介して多くの人が密に関わることです。店舗ごとに作り手さん・食べ手さん以外にも、お夕飯セットをお届けする配送員さんにも登録していただいています。
多くの人が密に関わることで密なコミュニティが生まれます。だれもが共通の"日常の食"を中心としたコミュニティなので、地域の人をつなぐ新しいハブになれる可能性を持っています。
また店舗が増えることで、店舗ごとのつながりが生まれ、コミュニティが大きくなるのはもちろん、大量仕入れなど"規模の経済"を効かせることでコストが低くなり、すもきちを利用する作り手、食べ手、すべての方により優しいサービスへと展開できます。
大きな工場で大量生産する形ではなく、小さな台所(smallkitchen)を各地域に増やしていくことで、これからの時代にあった新しい食文化を作っていきたいと考えています。
まとめ
「すもきちとは何か」という概略について書いてきました。今回のnoteを通して、少しでも「すもきち」について知っていただけたら嬉しいです。
次は今後すもきちが向かう先や過程についてをnoteに書く予定です。
現在クラウドファンディング実施中です(~5/8)
FUNDINNOさんを通して、5/8(日)まで受け付けております。少しでもご興味を持っていただいた方は、こちらをご覧ください。ぜひご支援のほどよろしくお願い致します!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?