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【アラサー女子】【痔瘻】体験記vol10.大腸内視鏡検査

遂に退院前最後のイベント、大腸の内視鏡検査の日だ。
今回痔瘻の手術で入院したのだが、痔瘻は下痢や排便の不調が原因となることが多く、大腸炎などの消化器官に問題が無いかを確認するために検査をすることになった。先に結果をいうと、何も問題は無かったため、晴れて明日退院できることとなった。
ただ、内視鏡検査は事前に大腸内部を綺麗にしておくために、食事制限・下剤の服用などの検査準備があった。病院によって検査の流れには違いがあるようなので、あくまで私の入院した病院での内容となる。また、若干汚い内容も含まれるがご了承いただきたい。

まず検査三日前から、注腸食という検査用の食事に切り替わる。といってもほとんど普段の食事と変わりはないが、繊維質(お芋など)や種(ゴマなど)が取り除かれた食事となる。繊維質や種は消化されず腸内にとどまりやすいため、食べてはいけないとのこと。
そして前日夜には下剤(錠剤、水薬)を摂取する。この水薬が正直きつかった。飲んだ直後からお腹がごろごろと鳴り、明け方はお腹が痛くてほとんど寝れずトイレにも2回行った。水状の便が出て、ひたすらお腹が痛かった。
朝、昼は絶食のため食事なし。寝不足だしお腹はすくしパワーが出ない。さらに生理が来たため、貧血気味で立つとふらつく。
そして9時から地獄の水薬飲みまくりレース。これで腸内を完全に空っぽにするらしい。
モビプレップという下剤が溶けた水薬1ℓと水500㎖を1時間半かけて飲みきらなくてはいけない。モビプレップはポカリの梅味のような、美味しくはないが飲めない味ではない。ただ、この量の水分を飲み干するのは地味にきつい。

そして飲んだ後は便意が続き、最終的な便の状態を看護師さんに確認してもらって終了となる。空腹と生理でフラフラする中、トイレに5~10分おきに計6回行くのはしんどかったし、もはや少しイラついた(笑)
その後点滴を打たれ、検査を待つ。運よく一番に呼ばれて検査室に移動。お尻に穴が開いた検査用のパンツを穿いて検査台で横になる。肛門から内視鏡カメラを挿入され大腸の一番奥、盲腸の手前までカメラで確認してもらったらしいが、検査台では点滴で睡眠薬を打たれるので気づいたら終わっている。なので痛みは全く無かった。その後起こされて、先生から検査結果の説明を受けたが、正直半分寝ていたので「何もなくて綺麗でしたよ」というフレーズしか記憶にない。病室に帰ってからは、とにかく空腹が耐えられなかったのでどら焼きを3つ食べて、爆睡。
前日の下剤による寝不足やら色々重なったからだと思うが、思った以上に疲れた検査だった。
そして明日は遂に退院!16日間の隔離生活が終わり、外の世界に羽ばたける!歓喜!🤗