見出し画像

【プロレス】ABEMA PRESENTS NOAH "THE NEW YEAR" 2024

正月は実家に帰省していたため現地で観戦できず、レッスルユニバースで後追いで視聴しました。

とりあえず大和田君初勝利がめでたく、今年は飛躍の年になるといいなと思い、小澤君もそろそろ前座枠から脱却させてあげたらいいなと感じました。
ジュニアヘビーのタッグマッチは、ベインとウルフが負けて残念!
6人タッグマッチは、ワグナーの入場がカッコ良かった&タイタス・アレクサンダーが良かった!アレクサンダーはイケメンなんで、もっとコスチュームがクールだと人気出そうな気がしますがどーでしょうか…。
それより、年間最大のビッグマッチで2つのベルトを持つジャック・モリスが第2試合なのは扱いが低過ぎでは…?団体がベルト保持者を蔑ろにすると、結局ベルトの価値も下がっちゃうような気がします。

マサ北宮と石井の試合は、ネット上で評価が高かったように、ゴリゴリな感じですごかったです。華麗な空中戦もいいですが、こういう地上でゴツゴツやり合う試合も熱くていいですね!

続く潮崎と小島の試合後、潮崎からチームノア結成の発表がありましたが、会場の盛り上がりはイマイチのような雰囲気。個人的にはせっかく作った以上、何となくチームが出来ていつの間にか自然消滅するいつものノアのようにならず、しっかりメンバーの役割というか特色をハッキリさせて、爪痕を残せるよう頑張ってもらいたいです。潮崎もN1優勝者なのにくすぶってる感じなので、この現状を打開するきっかけになればいいなと思います。自分としては、解説をやっていて、いつも熱い言葉で大会を締めてくれる彰敏さんをうまく活かしてもらえたらうれしいです。

愚零闘咲夜は、自分が女子プロ詳しくないのもあり、サイコクラウン初登場時と同じで「誰なんだべ?」状態でした。とりあえず最後までふわっとしたまま見てしまいましたが、今後慣れてくればどんどん楽しめると思います。

佐々木憂流迦のデビュー戦は、入場が華やかな感じなのが良かった!プロレスにたくさんお客さんが入ってた時代と比べて、世の中のエンタメの種類が幅広くなり、競争が厳しくなってる現在、プロレスの外から新規のお客さんを引っ張ってくるには、戦い以外の部分のストーリー性や入場など興行として魅せる部分がNOAHは弱い感じがしていたので、入場に力を入れられる選手は、個人的には大歓迎です。
ザック、小川と棚橋、HAYATAは、HAYATAのビジュアル系エアギターが見れたのが、レア感あって良かった(笑)
ジュニアヘビー級選手権は、Eitaに真のノアジュニアの顔になってもらいたかったですが、ちょっとダガが強過ぎました…残念!今回のようなちょっと真面目というか、好青年な雰囲気のEitaも個人的には好きです。
新日のHOTとの争いでは、やっぱりきちんと仕事をするヒールユニットがいると面白いなと感じました。相手が憎たらしい分、勝った時のうれしさというかカタルシスを感じる気がして、HOTのことはほとんど知りませんでしたが、思ったより全然楽しめました。

GHCヘビーの試合は、拳王と征矢学が対戦。正直なところ、2人の前哨戦が多過ぎて若干食傷気味になっており、試合が始まる直前まで思ったほど気持ちが乗りませんでした。が、入場時の拳王の赤いコスチュームを見て一発で持っていかれ、さらに征矢の仕上がった体を見て、試合への集中力がマシマシになりました。
内容に関しては、現時点で見せられる最高のものを見せてくれたと思いますし、胸を熱くさせてもらえて良かったです。
ちょっと残念だったのが、拳王勝利後に潮崎が入ってきたタイミング。もう少し拳王に喋らせて様子を見てから入ってきた方が、良かったんじゃないかなと感じました。他団体をほぼ見ないので何とも言えませんが、単純にエンタメとして気持ちを高揚させるタメというか、そこら辺のちょっとしたタイミングが、前からNOAHは下手な気がして、せっかく盛り上がるタイミングなのにもったい無い気がします。
征矢は負けてしまいましたが、ここからがまた新たなスタートだと思うので、YouTube含めさらに自身の価値を上げていって、団体の真のトップ争いに食い込んでいってほしいです。
拳王はいなくなったらNOAHの魅力が半減するってぐらいのところまで、選手としての価値が上がってきてると思うので、今年も中心選手として大活躍してもらいたいです。

物議を醸したメインイベントを見た感想は、もしも現地に行ってたら、こりゃ納得できなかったかもなという感じです。
拳王の昨年の頑張りは凄まじいものがあり、心情的にはメインでやってもらいたかったですが、週プロの武田社長の連載も読んでいるとビッグマッチで稼ぐことの重要性も分かるので、集客のためにネームバリューのある2人をメインにした選択も理解できました。
呼べるタイミングなど色々な条件を考えると、飯伏と丸藤がやるには今しかないってところだったのでしょうが、残念ながら飯伏のコンディションがあまりにも悪過ぎました。それでもいいからと運営がゴーサインを出したのか、当日までにもう少し回復できている見込みがあったのか、ちょっとそこら辺は不明ですが、なかなかに厳しかったように感じます。
自分はレッスルユニバースでの視聴なので、飯伏が自身のYouTubeで語ってたように、歩くのもままならないような状態であることを考慮すれば、それでも今できる限りのものを見せてくれたのかな〜と、一歩引いた見方もできなくはありませんでした。
ただ、今回のことを料理に例えると、お店の旬の人気メニューをメインとして食べたかったけど、お店からこっちの方が美味しいし、今しか食べられないからと、半ば強引にほかの店とのコラボ料理を勧められ、それならと渋々ながら食べてみたら、全然美味しくなく、下手したらお店に出しちゃいけないぐらいの出来だったという感じで、高いお金を払って見に行ってた人が満足できたのかどうかについては、疑問符がつきそうです。

個人的に一番納得いかなかったのは丸藤が負けたこと。傍目に見ていたら負ける要素がゼロなぐらい、差があったように見えましたが、なぜか敗れてしまいました。ジェイクやオスプレイとあれだけの試合をしてきた選手が、いくら飯伏が相手とはいえ、こんなズタボロの状態の選手に負けるのは、ちょっと信じられませんでした。
丸藤も批判を跳ね返すような試合をしたかったと思います。しかし、相手がその願いを叶えられるような状態ではなく、それでもあの手この手を使って何とか料理として出せるよう奮闘する姿は、武藤さんの言う通り色んな意味で本当に頑張ってました。もちろん、頑張ってる方が勝てるというほど、プロレスも甘いものではないと思いますが、試合後に救急搬送されるぐらい満身創痍な状態の飯伏が勝っちゃうというのは、どうにもそこだけは納得がいかないというかホント説得力がゼロでした。

そんな状況の中、最後はジェイクと清宮がリングに上がり、熱いマイクで締めてくれ、何とか溜飲が下がったという感じでした。

ただ、何にせよもう終わったことなので、次につなげていくしかなく、うまく今回のことを活かしていってもらえればいいのかなと思います。ネタを肥やしにして広げていけるのが、プロレスの大きな魅力ですしね!
最後を締めたジェイク、清宮、方舟のカリスマになりつつある拳王、武骨な存在感を見せ始めた征矢や北宮、ワグナー、モリス、ダガなど力のある外国人たちと、選手たちも個性や魅力が少しずつランクアップしてきています。もちろん、丸藤、杉浦、小川先輩など重鎮たちもまだまだ存在感抜群です。
なので、あくまでも素人意見ですが、試合内容はこのままに入場や試合後のマイクなど、しっかり感情移入できるような演出や、ちゃんと伏線の効いたストーリー性など、プラスアルファの部分をきちんと強化すれば、プロレス以外のエンタメとも勝負できるようになり、新しいお客さんもきっと増えてくれると思うので、今年もガンガン楽しませてほしいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?