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【本】KENTA「足跡」

プロレスラーKENTA選手の自伝本です。
プロレスのことをほとんど知らなかった自分がプロレスリングNOAHに興味を持ち始めた頃、週刊プロレスのノアのページによく出てたのがKENTA選手でした(確かディスオベイからユニットからノーマーシーになる頃)。反体制ユニットのリーダーとして、頑張ってノアを盛り上げようとする姿は週プロを読んでいるだけでも伝わってきて、いつの間にかめちゃくちゃ気になる存在になっていました。
その後、WWEと契約してアメリカに行きますが、怪我などもありだんだんと週プロに出る情報も減り、いつの間にか新日本プロレスに参戦するようになり、気づくとほとんど活動を追うことはなくなっていました。
この本では、生い立ちから新日参戦以降のことまで、そのときの思い出や気持ちなどがKENTA節で率直に語られています。個人的には、全日本プロレス入団からノーマーシーまでの期間のことをよく知らなかったのですごく面白かったです。力皇さんとのちゃんこエピソードや森嶋猛さんとのドライブなど、引退してしまった選手たちとのエピソードがとても良かったです。また、丸藤正道選手のことも色々書いてあり、一筋縄ではいかないプロレスラーたちの関係性の面白さを感じました。
WWE時代のことも当時の気持ちや状況のことがストレートに書かれていて、一気に読んでしまいました。週プロに出ていた断片的な情報からでもあまりうまくいっていないのかなと思っていましたが、怪我もあってかなり悔しい挑戦になってしまったようです。
海外時代の悔しさを乗り越え、今は新日本プロレスでのびのびとプロレスできているようなので良かったなと思います。
いつかノアのリングで再び暴れ回る姿を見せてもらえたら最高ですね!

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