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最後のアルバイト

今日は4年間務めたアルバイトの最終日でした。

辞めようって決意したのは2か月前とかなのに、そこから時間がたつのがすごく早かった。後半は「この仕事できるのも最後か~」と感傷に浸りながら仕事してました。(でもまだやめる実感わいてない)

いろんな人にあいさつして激励されたらバイトに対するいろんな気持ちが湧いてきたので、思いの丈をぶつけます。超長文になりました。

今の気持ち、一言で表すなら「全人類にいいことがありますように!」って感じ。


読み返したら、当事者の方は見たらわかりそうな内容になっちゃったので、田舎のスーパーで働いてて最近やめた人がいるよ~って人は見ないでください!!もし読まれたら恥ずかしいので!!!!!


バイトの内容の話

スーパーのバイトだったのですが、お客さんもいい人ばかりだったし、仕事内容も難しすぎず単調すぎず、自分に向いているなって思いました。この仕事を通じて、私は長時間笑顔で話したり初対面の人と話したりするの得意なんだ!って思えた。逆に臨機応変は苦手だなあとか。あとレジ打ちの仕方とかお客さんへの声掛けの仕方とか、少し工夫するだけで仕事がはやくなったり、お客さんが笑顔になってくれたりするのがやりがいだったなあ。

お客さんにも「頑張ってるね」とか「暑いね、寒いね」とかよく声をかけてもらえて、おしゃべりするの楽しかった。特に印象に残っている話を二つだけ。


ひとつめ。
よく買い物にくるおじいちゃん。3年の夏頃に話しかけられて、「地元に戻った方がいいよ。自分に大切なものが何かは大人になったらわかるから。」って言われた。(多分おじいちゃんが本当に大切だったのが地元の友達だったり家族だったりしたんだろうなあ。)

私は「都会への好奇心」と「昔を切り離したい」って気持ちだけで都会に行こう!って思ってたけど、話を聞いて「自分が一番大切にしてるものとか考えてなかったな~」って思った。その後自己分析とかして本格的に就活始めたけど、自己分析を始める前に少しでも自分が大切にしたいものを考えられたのはよかったなって思う。自分より長く生きてる人の持論とか聞けるの楽しい。バイト以外じゃ会うことなかなかないよね。

余談だけど、フンフン聞いてたら「あなた素直ってよく言われるでしょ」って言われた。「初対面の人にも素直って言われるって相当素直じゃん」って思って、エントリーシートの「人から言われる印象」ってところ全部「素直」って言ってた。就活の軸おじいちゃんやん。


ふたつめ。
災害があって、実家に帰りたいけど帰れない、周りの人は実家に帰ってるから友達会えない&人いないからシフト入りまくってメンタル死にかけてた時に、お兄さんが「こんな大変な中働いてくれてありがとうね」っていってくれた。その言葉きいてほかの人の役に立てているなら、って思って頑張れたし、記憶曖昧だけど多分泣いた。
災害のときみたいな非常時に、赤の他人にまで気を配ることができるだけの余裕を持てる人、尊敬する。私は自分のことでいっぱいいっぱいだったから。そこから周りの人への感謝の気持ちとか、思ったこと(いいこと)は直接伝えるとかを意識するようになった気がする。



バイト先の人の話

仕事内容よりお客さんよりなにより、一緒に働く人がいい。優しい人しかおらん。3人くらい性格悪い人おらんとバランス保てんのじゃない?って思うくらい、みんないいひと。社員さんから先輩から後輩からパートさんから、みんな。


めちゃくちゃいいひとが多かったから長文でかいちゃお。

 お互いにサポートしあうような職場で、みんな気配りが神がかってた。きついシフトの時に「入ってくれてありがとう」って声をかけてくれたり、備品が足りなくなりそうだったら先回りして伝えたり、連携も取れてて仕事やりやすかった。4歳年下の後輩の子とかでも「すごいな」って思うことが多くて、比べて卑屈になることもあったけどそれ以上に勉強になった。尊敬できる人ばかり。いい社会勉強になりました。

 昼に入ることが多かったから特にパートさんとお話することが多くて、小さなことでも「○○やっといてね!」って言ってくれるから次第に先回りしてできるようになったし、褒めてもらえるからもっと頑張ろう!って思えた。パートさんの「社員さんに気に入られなくてもいいから!お客さんが一番大事よ!」って話聞くの好きだった。持論持ってる人の話って総じて面白い。

 先輩もやさしくてしっかりした先輩が多くて、わからないこととかいっぱい教えてもらえた。私が今まで褒められたこと、全部先輩の真似したこと。ごはんにも誘ってもらえておしゃべりするのも楽しかった。今度こっちに遊びにくるみたいで、またごはんいけるんだ~うれしい。

 後輩の子も無条件にかわいい。素直で気配り上手ないい子が多くて、仕事頼みやすかったし、何も言わなくてもフォローしてもらえてめちゃくちゃ頼りにしてた。わからないところはすぐに聞いてくれる子ばっかりで、吸収も早くて、仕事できる後輩がおるとこんなにやることないんだって思った。天然な子が多かった気がするから、シンプルおしゃべりするの楽しかった。幸多き人生を……って勝手に祈っている。

同級生の子も、月一でご飯いくくらい仲良くしてくれた。月20くらいシフト入ってお互いバテバテだったときもあるんだけど、この子と会うのを楽しみに乗り越えられた。人生で初めて恋愛相談もして、いっぱい助けてもらった。コミュ力たかくて優しくて気配り上手で、誰からも愛されていて今までの人生で一番尊敬している子。まじでいい子でかわいかったなあ。もう一人の子もありえんくらい気が合って、2回目あった日にご飯にいって6時間おしゃべりした。この二人ふくむ女子3人(一人はあまり時間かぶらなかったけど、たまに話すのが楽しかった。身長低めでかわいくてフワフワしたしゃべり方なのに、話したらサバサバしててギャップが大好きだった。東京行くらしい、似合う。)と男子1人やめて半分になってしまって、これからどう頑張ればいいんだって思ってたけど、後輩とパートさんがいい人だったから頑張れた。あと残った子の一人が「○○さんおらんくなったら頑張れん」って言ってたって人づてに聞いたので、それでラスト1年のり切れた。同級生の女子の子は、全然シフトかぶらなくて話せてなかったんだけど、11月以降いっぱい同じ時間に入れてもらえて(多分辞めるって伝えたから調整してくれた?)卒論の話とかバイトの話とかいっぱいできた。美人な子だからぶっちゃけ最初怖いのかなって思ってたけど、素直でちょっとおちゃめで、すぐに大好きになった。もっと早く仲良くなっとけばよかったよ~。

 社員さんもたくさん気にかけてもらえた。今日上がるときに「○○さんならどこいっても大丈夫よ、もし無理だと思ったらうちおいで」って言ってくれた。その言葉を胸に頑張ります~まじで無理だったら引き取ってくださいよ、言質とりましたからね。


学んだこと

大きく二つ
いい人や仕事ができる人が多いから、比べて自己嫌悪してしまうことが多かったのは反省。1年くらい働いて「自分の得意を極める」に考え方をシフトした。(そうしないとつぶれちゃいそうだった。)
同級生の子がめちゃくちゃスーパーアルバイターで、仕事できるわ早いわコミュ力高いわ(お客さんとも先輩後輩とも全然かぶらないパートさんとも仲良くなってた)で、周りから「できるAさんとできない○○さん」って思われてるのかなって勝手に妄想してた。だからお客さんと雑談できるように頑張ってみても全然だめでさらに卑屈になっていく。でも、私がよく褒められるのってそこじゃなくて、仕事の丁寧さ、笑顔、素直さだから、「フレンドリーな接客」じゃなくて「丁寧な接客」を意識してたらだんだんと自信が持てるようになった。

あと好意の返報性?を肌で感じた。
ずっと笑顔でレジ打ちをしていた1年生、後輩がかわいくてニコニコ&就活きつすぎて逆にアルバイトが休息になってた4年生。この時期はお客さんによく話しかけられていた。シフトアホみたいに入れられた2年生、コロナが始まって先行き不安、しかもマスクで声聞き取れない、聞き取ってもらえなくてイライラ3年生は全然話しかけられなかった。怒られもした。ここまで差ある?ってくらい。
イライラして態度や表情もイライラしてるとほかの人に伝染するし、さらにその相手からイライラさせられることになる。だから嫌なことあっても態度に出さないってまわりまわって自分のためになるんだなあって学びました。自分で自分の機嫌を取るってめちゃくちゃ大事って実感した。


まとめ

 仕事への向き合い方もなりたい人物像も確立(?)することができたアルバイトでした。初めてのアルバイトがここで本当に良かったし、ここじゃなかったら4年も続けられなかったよ。つらいことももちろんあったけど、こんなに学びが多くて、楽しんで仕事できると思ってなかった。


もう会えない人がいるの、冷静に考えたらめちゃくちゃ寂しいな。また会えるといいなあ。


大学生あと3か月、バイトやめて時間できた分、なにかに打ち込めるといいな。

大好きなアルバイトの話でした!

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