「アイ」というもの

ボクには「アイ」がないんです
ある講座で出会った彼の言葉

「アイ」「あい」「愛」「i」
文字にすれば可視化出来るけど
「アイ」にカタチはない
漠然としていて
人によって姿、カタチを変える

誰もが
持っているようで
持っていない
じぶん自身が
持っているのかすら
じぶんには分からない

「アイ」と言うものを意識したのは
「冷たい人だね」と言われたあの日から
「アイ」がないことを
指摘されたあの日から
じぶんには「アイ」がない
と思うようになった

「アイ」があります
「アイ」を持ってます
「アイ」することが出来ます
と言う言葉を耳にする
その「アイ」は
どんなカタチで
どんな色をしていて
どんな感触で
誰もが「アイ」と
わかるモノなんだろうか

姿、カタチのない「アイ」

ボクには「アイ」がないんです
彼はなぜそう思うのだろうか

「アイ」がないと
誰かに言われたのだろうか
「アイ」を持っている人と
比べているのだろうか
彼が思い描く「アイ」とは
どんなモノなのだろうか

「持っている」
「持っていない」
「ある」
「ない」
カタチもなく
見えてもいない「アイ」
大きさや重さや純度
なにひとつ基準はない

「アイがない」と指摘する言葉に
「アイ」はあるのだろうか

ボクには「アイ」がないんです

そう話す彼の中に
じぶんは「アイ」を感じた


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