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㉕セコチュー 〜セコい教員が教室の中心で愛を叫ぶ〜

「瞳を閉じて」が聞こえてきた人。大丈夫。同世代です。

こんにちは。中堅小学校教員です。

世は、いわゆる「魔の6月」真っ只中ですね。僕はというと、恒例の土日エサをぶら下げすぎたせいで、毎週をエンジョイしています。

キャンプ、特大バーベキュー大会、バスケ、旅行・・・。
絶対に体調なんか壊せません。先日はユンケル飲んで頑張ってきました。

今日は、もっと戦略的に『クラス愛を語ろうよ』という話を。


学生時代、映画館で「セカチュー」を見ました。長澤まさみさんの可愛さに震えました。

プリングルッス的 クラス愛の育み方

◯始業式に名前丸暗記して披露して本気度見せる。
 守り神披露。
 通信や、黒板などに守り神を載せまくる。
 真似する子出てくるから、それを見せる。
 広がる。守り神がシンボルに。


・・・みたいなことは始業式あたりから仕込みます。

詳しくはこちら。

まあ、しかし  もはや6月。
今、どんなことを意識しているかですよね。

最近、意識しているのはこの2つ。


クラス愛を語っていきましょう。
この愛の育みが、1年間をつくっていくのではないか。
17時過ぎたら自分の家族にまっしぐらではありますが。

批判されし、宮迫芸で愛を語る

「ちょっと待って・・・。今、噛んだ?」

ここ最近の宮迫氏vs粗品氏のバトルはおもしろかったですね。
知らない方は、知らないままでいいです!

粗品氏が否定していた、宮迫氏がよく ア◯トークで使用していた、
話の腰を折る、自分にポイント入るツッコみ芸。


しかし、これは使える。

「ちょっと待って・・・。ほぼみんな、ノートあいてるやん」
「え、ほんま・・・? そんな書けんの」
「うそやん・・・4−3、めっちゃ目あうやん。嬉し。」
「ありえへん・・・4時間目、体育やのに、この時間に給食食べれんの?」
「6−3のみんな・・・あっ。姿勢が4年や思わんくて6−3言うてもた。4−3のみんな、〜〜〜〜」


結局、こういう入り方をすると、リズムが変わるのですよね。
リズムを、テンポを操り、間を愛しながら 頑張りを褒め、クラス愛を語るようにしています。

割合は3日に2回くらい ですかね。
ちょっとあったかくなりますよ。


叱る、褒める、伝える、見つめる、等の
ドラクエ的カーソル選択肢が子どもたちと向き合う時に僕はよく浮かびます。
その選択肢に「宮迫芸」を入れるのはどうでしょう


何やと思います?

朝の会でも、雰囲気が重たい授業の冒頭でも、

『先程の図工のラスト10分。僕ぁ、君たちにしびれたね。』
『伝えるのもあれやし、クイズやな。もう3ヶ月の付き合いや。当ててほしいですね。何やと思います?


なんて始めるのもいいでしょう。
(本当は作品だなへの作品の置き方がよかった)でも、子どもたちは色々言います。

「Aくんが床をふいていたこと!?」
「Bさんが手洗い場をきれいにしていたこと!?」
「僕が、Cさんの手伝いをしていたこと!?」

ほぉ〜、とか、  なるほど、とか  近いな、とか   そんなことがあったんですね、とか

短く感想を言いながら聞いていきます。


『僕は、作品だなの置き方のことだったんだけど、それだけ素敵なことがあったんだね。行動も素敵だし、気づくのも素敵だね〜。』


そんな、「何やと思います」を週に1回くらいしています。


僕も、よく認めていただける管理職は大好きです!人間ですもの。頑張ったことや、個人的な取り組みを認めていただけると、ついていきます〜! となっちゃいますね。

クラス愛を語るならセコくいこうよ

✕ 金曜の午後に、こんな話を僕はしません。
✕ めったに児童一人にこんな言い方はしません。

時間は、僕の発言回数は有限なのです。


◯月曜や火曜の午前にこんな話をすると、その後も同様な行動が見られ、さらに認めるチャンス(時間)は増えます。
◯一人に言うよりもグループ4人に、クラス30人に、話すほうが変容する人数の可能性は上がります。


我々の時間は有限なのだから、より多くの人数、よりチャンスの時間が多いことをやっていくのです。

長い休み時間は、より多くの子どもとドッヂや鬼ごっこ、ババ抜きをします。そうすると、沢山の子と関われるし、関係づくりができます。より多くの人数が大人の前で遊ぶのでトラブルも減ります。

10分休憩に、少人数の、その大人数でカバーできない範囲の子と交流をするのです。

10分なら20分の昼休みの、時間は半分ですから大人数チームもトラブルの可能性は半分です。


スイッチが入って、話がそれてしまいました。

『子どもだけで遊ぶ力を〜』という声も聞こえてきそうです。
それも大切ですね。分かります。

ただ、僕は言葉を濁しますが、もはやソルジャーなので、そういう前提の学級はもう担任していません。すみません。


それらは安定したあとでいいのです。
1学期は、この6月は、「僕たち頑張ってるんだ!」「私達、イケるかも!」「去年までと違って、楽しく遊べる時間が多いかも」

そういう時間をつくっていきましょう。
トラブルは、手のひらの上で起こしたいですね。想定外のトラブルはあります。ですが多すぎるのはプロと言えないかもしれません。

何だか投資のような感じですね。複利が効くように、かな。



むしろ、軌道に乗った時期にわざと1日いっしょに遊ばず、出てきた課題について話したりすることもあります。

とにかく、今じゃない。


今はクラス愛を語り、楽しく、充実感を持って夏休みに突入しましょう。

それが2学期始業式に学校へ向かう足にもつながると信じています。

セコいことをいくつか言いましたが、
やっぱり子どもたちが元気に明るく、自分のクラスの力を信じる教室にしたいものです。

きっと来週も、週初めに話すことでしょう。


「うそやん・・・宿題、全員出してるの?」
「さっきの掃除最高だった。何やと思う?」

なんて。




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