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京都7日間滞在記

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京都を暮らすように旅した7日間の滞在記です(お店のまとめを含む)
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京都を暮らすように旅した7日間〜8日目〜親愛なるT女史へ。

いよいよ最終日の今日もすがすがしい夏空。タイトルに7日間と入れているが、7泊8日の旅だったので時空のバグが起きている。アホだ。 檜の五右衛門風呂をとても気に入った私は、朝風呂を堪能すべく気合いで早起き。最高のスタートだ。 T女史はおしゃれさんなので、滞在中は毎日違う洋服を着ていた。最終日の今日は白地にレモン柄のスカート。すらっとして涼やかな彼女にとてもよく似合っていた。 一足先に身支度を終えた徳子と私は、縁側に腰掛けて庭を眺める。 「この、真ん中に置いてある石なんだろ

京都を暮らすように旅した7日間〜7日目~(朝も昼も夕も晩も鴨川で。)

THREEのスキンケアトライアルセットのおかげで、肌の調子が絶好調な朝。そして快晴で気分も絶好調。今日の夜ごはんは川床を予約している。せっかくの川床が台無しにならずに済みそうだ。 T女史がくだんのアイランドキッチンでコーヒーを入れてくれて、真夏の日差しに照らされた庭を眺める。あまりに最高な朝なので、ずいぶんのんびりしてしまった。 鴨川で朝食を寺町通りの「リベルテ」でパンを買い、その足で鴨川まで向かう。途中、京都に本社をおく「小川珈琲三条店」でアイスコーヒーもテイクアウト。

京都を暮らすように旅した7日間〜6日目~(京都の地元グルメと、京の温所)

前日は4軒ハシゴして深夜2時まで飲んだが、10時からのオンラインMTGは気合で乗り切った。今日は金曜日。午前の仕事を終えたら!完全に!!自由の身である!!! 抗いがたいサンドイッチ自由の身になるや否や、無敵感と同時に空腹感に襲われる。別室で仕事中だったT女史を置いて、一人で「サンドイッチのタナカ」へ。 4日目の記事でも触れたが、京都はパンのレベルが本当に高い。お目当てのフルーツサンドは、これだけぎっしりフルーツが詰まって290円。 すでにお昼の時間なのでフルーツサンドだ

京都を暮らすように旅した7日間~5日目~(東華菜館、鴨川デルタ、百万遍ハシゴナイト)

あっという間に5日目の木曜日。今日も、この旅恒例の「午前は仕事、午後はフリー」という予定だ。 「スマート珈琲」のホットケーキを朝食に5日目の朝は宿から歩いて「スマート珈琲店」へ。私もT女史も、根性のある食いしん坊だ。たとえ寝不足でも「1食たりとも無駄にしてなるものか」と、始業までにおいしい朝食を食べることは欠かさない。 T女史はたまごサンドを、私はホットケーキを注文。 この王道でシンプルなホットケーキ。 朝からぺろりとたいらげてしまった。シンプルなものほど料理人の腕が

京都を暮らすように旅した7日間~4日目~(素敵なタクシー運転手さん、菊水のビアガ、祇園の夜)

最高な宿で迎えた4日目(水曜日)の朝。昨晩は不可抗力で夜更かししたが、意外と怠さはない。 今日もお昼まで仕事をして午後はお出かけという、この旅ですっかり定着したタイムスケジュールだ。 京都はパンもおいしい街今日の朝食は、宿近くの「村上製パン」でテイクアウト。ディスプレイの器がこの可愛いさ、ああもう最高だ。 京都市はパン消費量全国一位ということをご存知だろうか?パンをよく食べる人たちの街だから、パン屋さんのレベルも高い。テキトウに入った店がびっくりするくらい美味しいなんて

京都を暮らすように旅した7日間~3日目~(鴨川沿いの最高な宿)

京都滞在も3日目。昨日の暴食がたたり胃が重たい。コンビニで調達したシジミの味噌汁と野菜ジュースを胃に流し込み、さっさと仕事にとりかかる。 炊き立てごはんがおいしい八代目儀兵衛でランチ今日は近場でのんびりすることにした。お昼は八坂神社前の「八代目儀兵衛」さんで。連日和食が続いていたので、「和食以外がいいわね」なんて話していたのに、このツヤツヤのお米の前に屈したのだった。 朝は「胃が重たい」などと言っていたのがウソのようだ。当然のようにご飯をおかわりして生卵を追加し、たまごか

京都を暮らすように旅した7日間~2日目~(京大付近と哲学の道、朝から晩までたまご料理)

さて、滞在2日目の月曜日。1日目の記事はこちら。 2日目の朝ごはん~ボリュームたっぷりたまごサンド~T女史と私は、滞在中に「たまごサンド」を食べると決めていた。たまごサンドといっても、普通の「マッシュした卵をマヨネーズで和えて挟んだサンドウィッチ」ではない。 関西のたまごサンドといえばこの、厚焼き玉子を挟んだものだ。 ラッキーなことに、宿から徒歩5分ほどのところにたまごサンドを食べられるお店があった。 玉子だけの、シンプルな「たまごサンド」もメニューにあったけれど、名

京都を暮らすように旅した7日間~1日目~(旅のはじまり、四条・五条界隈編)

「35歳までにお互い独身だったら一緒に暮らそう」と約束している女友達が、仕事の都合でまもなく日本を発つ。彼女(以下、T女史と呼ぶ)はこの先数年日本に帰国ができない。出国前に思い出の地を巡っておこうということで、学生時代を共にした京都で7日間を一緒に過ごした。 旅の前から分かりきっていたことだが、本当に素晴らしい7日間となった。この先の人生で、ことあるごとに記憶から取り出しては「最高だった」と慈しむだろうと予感する。 そんな宝物のような日々を、1日1記事ずつ記録しておく。