童貞とビッチを肯定するHave A Nice Dayというバンド

Have A Nice Day(以下、ハバナイ)のライブはどのバンドともどのアイドルとも客層が違う。この人たちが本当に音楽を聴くのかよって見た目の人がたくさんいる。サブカル系バンドによくいる、「自分はいかにも傷ついてます」オーラを出してる人はほとんどいない。
ハバナイの客層を一言で表すなら童貞とビッチだ。美女と野獣カップルなんて世の中に存在しない。そう言われるのは大抵そこそこに美人とそこそこの男だ。ただ、明らかにハバナイのライブは美女と野獣が交わっている。何故か100kg近くあるやつがいきなりダイブしてきたり、すごい可愛い子がダイブしてきたりする。まさにカオス。
ただ、そこに1つだけルールがあるとすれば、「欲望に忠実」なことだ。そして、ライブは楽しむ場。それを一番に分かってる客層だ。そして、なによりもハバナイを信頼している。だからこそ、浅見北斗の煽りに対して本気で中指を立てられる。誰かに中指を笑顔で立てられたり、死ねと言える関係性は信頼がないと起こりえない。
ハバナイがやろうとしているモッシュピットがこの世界に広がれば、欲望に素直に「世界平和なんてどうでもよくてあなたを支配して無茶苦茶にしたいだけ」だと叫べるのかもしれない。

ファックバビロン。世界中に広がるとかどうでもいい。これは体験しなきゃわからないモッシュピットだ。
#コンテンツ批評 #音楽 #ライブレポ

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