海外サイトを活用したEDHデッキの組み方
EDHで新しいジェネラルを探してデッキを組む際、色々なWebサイトを活用していますが、いずれも英語のため馴染みの無い人も多いかと思います。
なので「このサイトをこう使うと便利だよ!」というのを紹介していこうと思います。
カードのテキストはいずれも英語なのでMTG語(※)で読めると便利ですが、難しい場合は英語のままカード名を検索して日本語のサイトを探すのが良いでしょう。
※MTG語…MTGのルールテキストに使われる英語。定番の構文ばかりなので英語が苦手でも大体読める。カード名はMTG語じゃないので読めない。
ジェネラル候補の探し方
最新セットから探す
カードを探す際には主にScryfallを利用します。非常に多様な検索コマンドがあり、目当てのカードを探すのに大変重宝します。
例えば「モダホラ3で新しいデッキを組みたい…統率者に選べるカードは何があるだろう」と思ったら以下のように検索します。
カードは当然全部英語なんですが…まあ慣れましょう。
一番上にある「game:paper」等書いてあるところが検索コマンドなので、ここに「lang:ja」を足せば日本語でカード画像が出てきます。ただし日本語だと出てこないカードが結構多いので注意しましょう。(上記例だと何故かウラレックが出てきません)
流行りのジェネラルから選ぶ
様々なEDHの情報を一覧するのに便利なサイトがEDHRECです。今回は投稿数の多いデッキを調べてみましょう。
一番上のメニューで「Commanders > Top Commanders」を選び、上のタブで期間を「Past Week(1週間分)」を選びます。そうすると、ここ1週間で投稿数の多いデッキの統率者が一覧で出てきます。
ちなみに固有色が多いほど人気な傾向があります。
デッキに入れるカードの探し方
さて、今回は《不休のディサ》を試しに組んでみましょう。
統率者に合ったカードを検索する
《不休のディサ》であれば当然「ルアゴイフを沢山入れてみよう」と思いますね。そこでScryfallでルアゴイフ・パーマネントを検索した場合のコマンド例が上記URLです。
いきなりよくわからない検索コマンドでわかりづらく申し訳ないのですが、慣れると検索コマンドを自分で書けた方が便利です。基本はAdvance Search画面で色々入力・検索してから出てきたコマンドを追記・編集するのがわかりやすいと思います。
ではコマンドがどんな意味か順番に見ていきましょう。
commander:BRG (game:paper) legal:commander is:permanent (type:Lhurgoyf or o:changeling)
commander:BRG
固有色(ルールテキストを含むそのカードの色)が黒赤緑のカードです。統率者の色しかデッキには入れられませんので、その範囲で検索します。game:paper
所謂Arena専用カード等を除外するためのコマンドです。大体勝手についてきます。legal:commander
統率者フォーマットで使用できる、と言う意味です。禁止カードや銀枠カード等を除外できます。is:permanent
パーマネントカードのみを抽出できます。一々「type:creature」とか並べるより簡単です。(type:Lhurgoyf or o:changeling)
クリーチャータイプがLhurgoyf(ルアゴイフ)か、テキストにchangeling(多相)を含むカードを抽出します。これで《タルモゴイフ》のようなルアゴイフクリーチャーから《カメレオンの巨像》のような多相クリーチャーまで一緒に検索できます。
このようにOR検索したい場合は括弧で括ってorを間に付けます。
このコマンドだと「多相クリーチャートークンを生成する」カードも出てきてしまうのですが、まあ読み飛ばしましょう。細かく検索コマンドを入れる方が面倒なので。
この検索で、例えば「回避能力を持っててディサの能力を誘発させやすく、かつルアゴイフの《変わり身ののけ者》は丁度良い!」という風にカードを見つけられます。
よく採用されているカードを探す
先ほどのEDHRECで不休のディサで調べた結果が上記URLになります。
「New Cards(最近のセットで追加された新採用候補)」「High Synergy Cards(統率者とシナジーのあるカード)」「Top Cards(採用率の高いカード)」のような括りから、カードタイプ別の括りまで採用候補のカードが多数表示されます。
これを見て、例えば《信仰無き物あさり》でルアゴイフを捨てたらそのまま出せるので強そうだ、マナクリには《下賤の教主》が良さそうだ、といった事を見つけられます。
汎用カードの探し方
ディサとシナジーのあるカードもそうですが、例えばソルリングのような定番採用カードも忘れてはいけません。そういうカードを探すときにもEDHRECは便利です。
一番上のメニューで「Cards > By Color > 検索したい色」を選びます。今回は緑の汎用カードを検索してみましょう。
《耕作》のような汎用土地加速や《内にいる獣》のような汎用除去が出てきますので、困ったらとりあえずこの辺を入れれば良いかな、というのを見つけることができます。
固有色内での汎用カードの探し方
上記で各色の定番採用カードは探せますが「固有色が黒赤緑の中でよく使われるカード」を探すとなると中々面倒です。そんな時にも便利なのがScryfall。カード探すなら大体此処で良いぐらい便利です。
検索で「Commander(固有色)」を黒赤緑、「Formats(フォーマット)」をCommander(統率者戦)にして検索すると大量のカードがヒットしますが、そこで「Sorted by [EDHREC Rank]」を選択します。
するとEDHRECでの使用率が高いカード程上位に来ます。これなら「まあとりあえずソルリングと統率の塔と印鑑入れておくか」と調べられるため、困ったらこれでカードを選ぶのが良いでしょう。
同じ方法で例えば「土地をサーチできるカードで使用率が高いもの」「ドローできるインスタントで使用率が高いもの」といった検索も可能なため、候補が大量にある場合のカード選びにも重宝します。
サンプルレシピを探す
これまでデッキに入る候補は見てみましたが、実際にどう組むか、という点ではGoldfishをよく利用しています。
投稿されたデッキですのでデッキレベルはマチマチですが、出来るだけお安く組みたい…高いカードを入れてもガチで組みたい!といった際は、Priceを見て安いデッキ、高いデッキを選び参考にすると良いです。
組んだデッキを試し回しする
実際に紙でデッキを組んで試す…のは結構手間がかかるので、そういう際にはデッキシミュレータのTopDeckedを利用しています。
アカウントを作る必要があるのと画面がごちゃごちゃしてわかりづらいのでみんなにオススメはしづらいのですが、慣れると非常に使い勝手が良いシミュレータです。
頻繁に「POWER UP(課金)すると便利になるよ!」と出てきますがシミュレータとしては無料アカウントでも十分活用できます。
とまあ英語のサイトをズラズラ並べましたが、使い方を憶えるとどれも大変便利なので、上手く活用していきましょう。
やはりMTGは英語圏発祥のゲームですので、この手のサイトは海外の方が充実しています。
「けど英語を読むのはちょっと…」という方は沢山いるかと思いますが、少し読めれば何となくは使えますし、更に言えばMTGを活用して英語の勉強が出来ればより素晴らしいです。まあMTG語しか読めないんだけど
それでは皆様海外サイトも活用して良いEDHライフを。
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