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遊んでいないけど捨てたくない「思い出のモノ」とのつき合い方

遊んでいないのに捨てたくないのはなぜ?

子供と一緒におもちゃの整理をしていると

・小さい時によく遊んでいたおもちゃ
・自分で作った作品や絵
・お友達からもらった手紙やプレゼント

など、「もう遊んでいないのに捨てたくないというモノ」ってありませんか?

このときの「捨てたくない」という理由は「思い出があるから」というものです。

でも、置ける場所には限りがあるし、全部残すわけにもいかない。

こんなときはどうしたらいいのでしょうか・・・


1.残せる量を決める

まずは残せる「思い出の量」を決めてしまいましょう。

子供のスペースに置いても邪魔にならない大きさの入れ物を用意して「残せるのはこの中に入るだけ」と子供に説明をしてあげてください。

入れ物の大きさはご家庭によって自由に決めていただいて構いませが、中に入れるのは「子供が残したいと言った思い出のモノ」だけにしてくださいね。

なぜならこの中に大人が残したいモノが混ざってしまうと、子供が「自分が残せる思い出の量」が分からなくなってしまうからです。

もし大人が残したいモノがあるなら、大人のスペースで大人が管理するようにしてくださいね。


2.入りきらなくなったら一緒に「思い出の整理」

用意した入れ物がパンパンになってきたら、一旦全部出して「思い出の整理」をしましょう。


どんなに大切な思い出でも、残せる量には限りがあります。

特に子供はこれからどんどん新しい思い出が増えてきますのでね。
今のうちから「思い出の優先順位」をつける練習をしておくことも大事なんじゃないかと思います。

できれば子供1人だけでさせるのではなくて、一緒にしてあげてください。

想いでの整理は心の整理でもあるのでね。
大人でも1人で向き合うのにはエネルギーが必要です。
(写真や手紙って簡単に捨てられないですよね。)

ひとつひとつの思い出を振り返りながら、まだ残したいモノを選ぶ。
そしてもう手放しても大丈夫なモノは「今までありがとう」と感謝の気持ちと共にお別れしましょう。


3.残す量は入れ物の7~8割が目安

思い出の整理をするときに
「入れ物を決めているんだから大丈夫でしょ!」
と思うかもしれませんが、実はちょっとした盲点があります。

つい入れ物に入るだけ残してしまいがちですが、それでは新しい思い出のモノが増えたときにすぐに入りきらなくなってしまいますのでね。


そうならないためにも、入れ物の7~8割程度になったら「もうこれでいっぱいだよ。」と教えてあげてください。

そうすれば、新しい思い出のモノが増えてもすぐには入れ物がいっぱいになることがありません。


新しい思い出のモノが増えるたびに全部出して整理するのは大変です。
子供にとっても「新しい思い出が増える=古い思い出はすぐに捨てないといけない」というのは・・・ね。

なんだかさみしいですよね。


大切なのは「自分が持てる思い出の量を知ること」と「思い出の優先順位がつけられるようになること」です。


子供にとって大切な思い出のあるモノはできるだけ残してあげたいと思うのが親心。
でも、それで生活に支障がでるほどスペースが必要になるのは困りものです。


少しずつで構いませんのでね。
一緒に思い出を振り返りながら、整理する練習をしてあげてくださいね。

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