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旅行は子供の片付けの練習のチャンスです

今年は例年よりも短い夏休み。

せめて家族で旅行でも・・・といきたいところですが、やはりちょっと迷ってしまいますね。

旅行の準備をするのは誰?

例えば家族で旅行をするとき、子供の荷物を準備するのは誰でしょうか?
(宿泊を伴う旅行じゃなくても、ちょっとしたお出かけでも構いません。)

子供が小さいうちは大人が代わりに準備して、帰った後の片付けも大人がするのが当たり前じゃないかと思うかもしれません。

でも、思い切って準備から片付けまで、子供に任せてみませんか?


旅行の準備と片付けをすることによる3つのメリット

旅行の準備から片付けまでを自分ですることで、子供の成長に必要な3つの力を育てる練習ができます。

1.出かける前の準備で育つ想像力

「どこに」「誰と」「何をしに」行くかによって必要なモノって変わりますよね。

行先や行く目的を考えながら必要なモノを考えて準備をするのは、想像力を育てる練習になります。
(ついでに言うと、「必要なモノを選ぶ力」も育ちます。一石二鳥!)


2.旅行中の荷物を自分でやりくりすることで育つ「管理する力」

例えば着替えの服など、汚れた服とキレイな服を一緒に入れてしまうといざ着替えるときにキレイな服がすぐに見つからなくて困ってしまいます。

それに一緒に入れることでキレイな服が汚れる恐れも・・・

だから使ったモノと使っていないモノを分けておくことはとっても大事。

旅行中に使ったモノとまだ使っていないモノを分けてカバンに入れることで、自分のモノを自分で管理する力を育てる練習になります。


3.帰った後の片付けで育つ「習慣づける力」

家に帰ってから自分の荷物を出して洗濯物は洗濯カゴへ、その他のモノはそれぞれ元の場所へ戻すことによって、後片づけを習慣にする力を育てる練習になります。

これって子供には難しいんじゃないの?と思うかもしれませんが、旅行中に荷物の管理ができていれば全然難しいことじゃないんですね。

それに子供が自分でできれば大人も楽できるじゃないですか。
(おっとつい本音が。)

「使ったら元の場所に戻す」のは、普段の生活でも旅行に行った後でも同じことなのでね。

自分が使ったモノは自分で元の場所に戻してもらいましょう。


できるようになるまでは一緒に


とはいえ、すぐに全部子供1人でするのは難しいです。

未就学児の場合は、
「こうやってするんだよ。」
と言いながら、大人が一緒にしてあげてください。

小学生になったら、まずは大人がやって見せて、少しずつ子供に任せつつ見守ってあげる。

やがてほとんど自分でできるようになってきますのでね。
子供に主導権を握らせて、大人は必要であれば確認するくらいがちょうどいいんじゃないかと。


なんで楽しい家族のお出かけでそんな練習をする必要が?と思うかもしれません。

ほら、小学4年生からは学校でも宿泊研修が始まるじゃないですか。
(今年はコロナウイルスの影響でほとんどが中止になっていますが。)

そのときの荷物の準備から片付けまでは誰がしますか?

もし子供ができるようになっていれば大人は楽だし、子供は(自分で準備しているから)研修先でも何がどこにあるかが分かっているので安心して過ごせます。


それに中学生になり、部活に入ると合宿や大会などで宿泊を伴う遠征があるよって子もちらほら・・・

実際に私の長男は合宿や大会による遠征が多い部活に入っていましたが、ほとんど自分で準備も片付けもしていたので私はとっても楽ちんでした。


こういうことって「中学生になったから」という理由でいきなりできるようになるものではありません。

だからといって「中学生になったらさせよう」と思っていると、家族で出かける機会はグッと少なくなります。


つまり子供が小学生の間ってすごくいいチャンスなんですね。


旅行の準備で「想像力」
旅行中には「管理する力」
帰ってからは「使ったモノを元の場所に戻す力」

いきなり全部できなくても大丈夫。


まずは大人がやって見せる。
次に一緒にやってみる。
少しずつできるようになったら、見守りながら子供にやらせる。

といった具合に、ひとつずつステップアップさせればいいのです。


楽しい旅の思い出とともに「自分でできた!」という経験もさせてあげてみてくださいね。

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