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オーダーメイドケーキ専門店で働いた話。地獄の2週間編。


さぁ、やってきました、地獄の2週間。笑

(トップの画像はクリスマス時期のケーキたち)

パティシエ人生で最も大変だったと言っても過言ではありません!

もちろん前にいた会社、その前の会社でも2週間働く事はあったかと思います(クリスマス時期とかは連勤になりがちなので)
連勤することはまぁしょうがないか、、、と思えますが、


問題は、先輩がいない事。


何かあっても全て自分で判断し、責任を負うということです。


自分より年下のパティシエは誰もいないけど、少し長く働いてるという事や、
イラストケーキなども他の人より少しできる感じだったので、
2週間限定で、1番トップになります......


そのプレッシャーはものすごいものでした。


今までのシェフや先輩のケーキの仕上がりを見ると、とてもじゃないけど全然追いつけてないし、
クオリティも自分のは低く感じてました。


しかも、まだ当時28歳。
パティシエ歴7年ほど。

(尊敬するあの2人とは5〜6年くらい差がある状態だったような、、、。)


できるわけないだろーーーー!!!!(小声)


イラストケーキ以外の引き継ぎもほぼされてない状態。


わたしも不安しかなかったので
社長に相談。




お店を閉めるかどうか、、
社長がすごくなやんでいたのを覚えてます。




次の日。




社長『お店閉めずにやろう!できるよ!』





やるんかーーーーーーーーい!!!!!!




そんなこんなで、いきなりオーダーケーキの全てを任されることになったわたし。
(ちなみに発注やら仕込みの日程やらウェディングケーキなど、全部。笑)



朝は9時出勤じゃ間に合わないので、7時半に出勤。
普段イラストケーキを毎回書いてるわけじゃなかったので、それでも予約時間ギリギリでした。


終わってから次の日のケーキの仕込み、細工、アイシングクッキー制作など、
普段の自分の仕事もして、22時〜23時ごろ終わり帰る。
みたいな感じでした。(うろ覚え)


コロナが流行りたてというのもあり、オーダー自体は少なかったけど、
メンタルがやばかった、、、


1番しんどかったのは、
写真からイラストにする、似顔絵です。


似顔絵なんて中学校以来ちゃんと書いた事ありません。
しかもチョコペンで、ケーキの上に書く、、


もう、ドッキドキでかいてました。

何回も何回も書き直して、
やっと形にする。
それでも不安で、、、


書き終わったらすべて写真に撮って、先輩にLINEで送信。
ダメなところなどを確認してもらってました。


メンヘラな彼氏かってくらいその時期に先輩にLINEしてました。笑



似顔絵のケーキは、お客様みんな喜んでくれていて、むしろ似てると褒められて
ものすごい安心したのをいまでも覚えてます。
(実は泣きそうだった)



そんな2週間があったから、
そのあとの忙しい時期や、大変なオーダーケーキもなんとか乗り越えられました🙌




自分しか指示出す人がいない、
しかも全員年上の先輩パティシエ。
私なんかが指示だしていいのだろうか、、?
てかケーキも丁寧かつ、早くやらなきゃ、、

と、めちゃくちゃプレッシャーでしたが、
そのおかげで、かなりメンタル強化され、
(←元々割と強い)
その後の1年半ほど、図々しい態度で仕事をしていくことになります。笑



この2週間のことはこの先絶対忘れられない思い出です。
パティシエ人生で1番成長したと、、、
そう思ってます。



こんな事もあったなぁと、
これを見て自分でまた思い出して
苦しいことがあっても乗り越えていきまーす!!




以上、思い出話でした🙇‍♀️

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