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第9回「ニコニコえなチックラジオ」アーカイブ

「ニコニコえなチックラジオ」とは?

「アーティスト目線で、NFTアートを見てみよう!」

メインパーソナリティーの遠山ニコさん(https://twitter.com/Ni_koYma)とチックウィードさん(https://twitter.com/chickweed420)と、タイムキーパーのEnaSakatsukaさん(https://twitter.com/EnaSakatuka)が、アーティスト目線でNFTやアートについて語っていくラジオです。

◆NFTアートとは?

笑ったり、聴いたり、時々ちょっと真面目な話をしてみたり。

NFTアートの現場でリアルに感じていること、ちょっと聴いてみませんか?

第9回は、第7回でゲストに来てくださったRabbitsさんを再びお迎えして、フリートークをしていきます!

◆第9回「ニコニコえなチックラジオ」アーカイブはこちらになります

スピーカー紹介

遠山ニコ

NFTアーティストです。
現在和風なイラスト作品をメインにしながら、荒廃した世界観も描きたいと思っています。
このラジオでみんなから刺激を受けたいです。

◆Twitter
https://twitter.com/Ni_koYma

チックウィード

生け花NFTアーティストです。
お花を使った写真作品を作っています。
お友達募集中!チッくんと気軽に呼んでね!

◆Twitter

https://twitter.com/chickweed420

EnaSakatsuka

「女の子×ハンドサイン」のイラストNFTを展開しています。
絵を描く楽しさを大事にしながら、NFTについて勉強中。
一緒にアートやNFTを楽しんでいきましょう!

◆Twitter

https://twitter.com/EnaSakatuka

ゲストスピーカー

Rabbitsさん

絵本みたいなイラストで、やさしさを世界へ届けたい

小さな幸せを世界へ届ける、手描き2Dイラスト作家。

ウサギをメインテーマとするNFTコレクションを、OpenSeaとFoundationで展開。

関連リンク

◆Twitter
https://twitter.com/rabbits_cakes

◆OpenSea
Mr.Rabbits NFT
https://opensea.io/collection/rf-shop

Rabbits JAPANESE FOOD
https://opensea.io/collection/ro-shop

team Ringo Riders
https://opensea.io/collection/team-rr

◆Foundation
https://foundation.app/@rabbits_cakes

アーティストとAIアート

遠山ニコ(以下ニコ)
「どこかのコンクールで最優秀賞を取った人の作品が、実はAIが作成したものだった、なんてニュースがあったね。」

Rabbits(以下ラビ)
「あったね~。」

ニコ
「AIが作成したアートに関するニュースは、最近よく聞くようになってきたけど、ラビさんはAIに対してどんなことを考えているのか聞いてみたいんだよね。」

ラビ
「AIアートについては、特になんとも思わない…かな。

使い方の方向性が色々ありそうで、面白そうだな~みたいなことを考えてる。

『自分が絵を描く際に使う』というよりは、『言葉で表す表現の答え合わせ』に使えるんじゃないかと思います。」

ニコ
「実際にラビさんは、AIアートを使ってみているんだよね。」

ラビ
「うん、そう。

Midjourney(ミッドジャーニー)に自分の作品のキーワードを入力してみて、どんなアートができあがるか確かめてみたんだけど、

意外と自分のイメージにマッチした絵ができあがるから、びっくりしちゃった!」

ニコ
「はじめてAI使ったとは思えないって言われていたね!」

ラビ
「そうそう。

メッチャ指示がうまい!って誉められちゃった。

最終的には、Foundationに出したMIDNIGHT FAIRY TALESによく似た絵が出来上がったよ。」

ニコ
「NFTアートを出品する際に、絵の詳細(description)を入力する欄があるけど。

descriptionをAIに入力してみて出来上がった絵を、自分が作った絵と比較してみるとおもしろいよね。

「答え合わせ」みたいな感じで。」

ラビ
「じわじわと作品が出来上がっていくのを見るのも楽しいんだよね。」

チックウィード(以下チック)
「なんだか、AIの方が人間よりよっぽど創造的な気がする。

単語をAIに入力すれば、アートができあがるの?」

ラビ
「そうだね。

ミッドジャーニーは、英語で入力する仕様だよ。」

チック
「なるほど。

もう少し技術が進んだら、ポエムを書いて、それを画像化させられるようになるのかな?」

ラビ
「文章でも、ある程度はくみ取ってくれるみたいだよ。

ただし、使う人によっては、イメージ通りの作品に仕上がらないこともあるみたい。

私はラフを作成するときにも使えるんじゃないかと思ってる。」

ニコ
「アーティストが、自分のインスピレーションを広げるのに使えそうだよね。

自分の新しい作風を開発したり、新しいモチーフを得るのにAIは便利なんじゃないかと思ってる。」

チック
「人間にはできない発想が出てきそうだよね。

人間にある固定概念やタブーが、AIには無いんだろうね。」

ニコ
「過去には他の人の作品や、自分とはジャンルの違う作品を見ることで刺激されていたインスピレーションが、AIによって最大化されるのかもしれないね。

最初にAIが描いた作品を、アーティスト本人の作品として出品した話をしたけど。

現時点では、まだそれが受け入れられる土壌はできていないんじゃないかな。

アーティスト本人が着想を得て描いたものなら、受け入れられやすいのかもしれないけど。」

ラビ
「現時点でも、無料素材サイトとかで見るものをモチーフに作っている作品は結構見かけるよ。

意外と自分で一から作り上げたのか、モチーフをトレースしたり、AIで作り上げたものになるのかは判別つく気がする。

AIも、参照する画像があるから、そこから引用するときのクセが作品に反映されていたりする。」

チック
「アートって、『綺麗かどうか』というのも大事だけど、『何を表現したいのか』というのも大事になってくると思う。

僕はAIから受けるインスピレーションをそのまま反映させるよりも、オリジナルの部分を入れていきたいな。

AIが作った作品を、自分の作品として出すのは…。」

ラビ
「確かに。

ずっとアナログで描いてきた身としては、意地を持っちゃう部分もあるよね。」

ニコ
「そうだね。

これからは、この部分についても対立が起きたり、融和が図られたりしてくるのかもしれない。

僕も興味があるから、ちょっと俯瞰した位置から見てみたいかも。

自分ごとで考えると、ちょっとしんどいからね(笑)。」

チック
「AIも道具の一種だからね。

使い方次第だろうね。」

ニコ
「AI作品そのものが道具な気がしてる。

絵の具とかと同じように、自分の作品を完成させるための道具。

だからこそ、絵の具(AIアート)をポン、と置かれて、「自分のアートです」と言われても、納得しづらい部分があるんだと思うよ。」

ラビ
「作品というよりは、コンセプトや試行錯誤をするのに使いたい…みたいな?」

ニコ
「そうそう。

『美術館で頭を悩ませる』

みたいにね。

美術館のある場所に、眼鏡を意味深に置いておくイタズラがあったらしい。

来ていたお客さんは、様々な角度から眺めて、その眼鏡というアートの意味を探ろうとするんだけど、実際はただのイタズラだった…と。」

アートの面白さを失わないためには?

チック
「『アート崇拝に嫌気がさした』ってラビちゃんは言ってたけど。

その部分について、詳しい話を聞いてみたいな。」

ラビ
「それね~。
『絵で勝負したい』っていう気持ちが根底にあるからかな。

コミュニケーションが大事、っていうのは分かるんだけど、私はコミュ障なんだよね(笑)。

そして、自分だけじゃなく、他の人が余計なトラブルですり減っていくのを見るのも好きじゃない。」

ニコ
「その気持ちわかるな~。

書道でもあるんだけど、どこかで書道の評価を得ようと思ったときに、誰に見せることを考えて描かなければいけないのか

といった部分を考えなきゃいけないのが辛い時があった。

そういうことを続けていると、アートが面白くなくなってきちゃって。」

ラビ
「誰のために作品を作っているんだろう…ってなるよね。」

ニコ
「そんな時期に書いた作品を見て、書道をやめようかな、って考えたことがあるよ。」

ラビ
「分かる。

自分で描いた作品なのに、『気持ち悪い』って思っちゃった。

そういう、どこか他人しか見ていないような作品って、書いた後で見直すと、よく分かるんだよね。自分も他人も。

『あの人の絵柄、変わっちゃったよね~』みたいなことを言われたな…。

だったら、そういう描き方からはしっかり距離を置くようにしないと。」

ニコ
「NFTだと、『影響力ある人に見てもらって、良い評価を受けたい』という気持ちが前に出やすいかもしれない。

その気持ちが強すぎると、

『この人に認めてもらうための作品を作ろう』

という思考になって、変なプレッシャーがかかっちゃうのかもね。」

ラビ
「NFTアートをする上で、市場観察をすることは良い一面もある。

その視点がある上で、自分の表現したい作品が作れれば、好循環が生まれると思う。

ただ、ニコちゃんが言っていたような悪循環にハマっちゃっている人を見ると、

『そこから出ようよ!』

って言いたくなる。」

ニコ
「今も様々な形のNFTプロジェクトが動いてるね。

その中でも、みんなで協力して1つの作品を作り上げる形も増えてきている。

集団でできる企画も面白そうだけど、何年も続けていくには、やっぱり地道な根回しが必要になってくるのかな…。」

ラビ
「それもあるかもね。

ただ、DAOに代表されるような『ネット上のコミュニティー』という特性上、関係性が良い意味で希薄なのはプラスに働くんじゃないかな?

現実とはまた違った自分として、他人と関係性を持てるところとか。

年功序列のような雰囲気もないし。」

ニコ&チック
「確かに(笑)。」

ラビ
「それを踏まえると、NFTアートは『いつでも始められる』っていう所が、やっぱり魅力になるのかな、と思うよね。

逆に、古くからNFTに参入している人でも、日々ブラッシュアップされていく情報や技術に追いつけないといけない大変さはある。

ニコ
「以前は、早くに芽を出したい人は、海外にいったん出て行って、海外で評価を受けた後に日本メディアに露出して評価を受ける形が主流だった。

でも今は、NFTのおかげで海外に行かなくても、世界の垣根なく評価される土台が整ってきたように感じる。

言語の壁はまだまだあるけど、海外に挑戦するためのハードルが段々低くなっていってるのは、若手アーティストにとっても良いことなのかもね。」

ラビ
「私も、NFTに参入したのは『海外にも自分の作品が届きやすい』という部分が魅力だったからでもあるし。」

チック
「NFTは、まだまだ若い人にチャンスがあるっていうのが良いと思う。」

ニコ
「そういえば、僕たちはもうそろそろNFTを始めて1年経つんだよね…。

あっという間に過ぎていった気がする。」

チック
「ホントだね~。

1年続けた記念に、みんなで何か作品を作ることができればいいよね。」

ニコ
「同期でNFTを始めた人たちで、共同制作をしてみる?

面白そうだね!」

チック&ラビ
「やってみたいよね~。」

ラビ
「ただ、年末年始はこれから激務になる予感が…。」

ニコ
「確かに(笑)。」

チーズはニコのおなかへ行った?

ラビ
「雑談になっちゃうんだけど、

Twitterでチーズの画像が流れてきたのが、頭から離れなくって(笑)。」

ニコ
「僕、そういえば高校生のときにチーズにハマってたな。

チーズ専門店にも行って、何種類かの詰め合わせも買ったことがあるんだ。

ゴルゴンゾーラとか、ブルーチーズとか、山羊のチーズとか。

ブルーチーズはにおいがきついけど、リゾットにすれば何とか食べられた。

でも山羊のチーズだけは本当にダメで。」

ラビ
「ホント?

私は山羊のチーズはすごい好きだよ。」

ニコ
「牛乳とは違った乳製品だからかな?

今食べたらまた違った感想になるのかもしれないけど。

風味が根本的に違うところが苦手だったのかもしれない。

でもチーズって色々な種類があって面白いんだよね。」

ラビ
「『チーズ専門店に行く高校生』を想像して、笑えてきちゃった!」

ニコ
「ここだけの話、学校を自主休校して行ってました(笑)。

山羊のチーズ、一度キメてみて!

僕もまた挑戦したいと思ってます!」

ラビ
「北海道はチーズがおいしそうだよね!」

ニコ
「うん。

酪農が盛んな地域が多いからね!

ハードチーズが多いよ。」

ラビ
「我が家では、最近チーズが食卓にのぼる頻度が増えたかな。」

ニコ
「チーズが食卓にあると、華やかになるよね。」

ハロウィン企画の準備中です

ラビ
「ニコちゃんとチッくんは、のまさんのハロウィン企画に何か出品する予定なのかな?」

チック
「そうだよ!

丁度今日作ってきました~。」

ニコ
「ラビさんのは今日完成する予定だったのかな?」

ラビ
「完成する予定だったんだけどね~(笑)。

フィジカル(NFT外)が忙しくなっちゃってね…。

なかなかハードな1週間を過ごしております…。」

チック
「作品を見ている感じだと、ウサギさんは登場しない?」

ラビ
「ウサギさんもいるけど、ファンアートとして仕上がる予定だよ。」

ニコ
「楽しみだな~。

作業中のツイートでは、ずっと蝋燭しか見えなかったけど、だんだん完成に近づいている様子が分かって、こっちまで楽しくなってきちゃった。」

ラビ
Twitterでも、まだ秘密の部分を見せていないからね。

完成を楽しみにしていてください!

実はのまさんのDiscordには、色付きの作品を上げていたりするんだけど。」

ニコ
「ハロウィン企画参加者にしか、まだ見ることができないんだよね。」

チック
「なるほどね!

ニコちゃんの方は、進捗はどうなってるの?」

ニコ
「絶賛作業中なんだよね。

直前まで秘密にしておきたい部分があるんだけど、まだその秘密の部分すら出来上がっていない状況なんです(笑)。

あとは、今回アニメーションで作品を出す予定なんだけど、wip(作業中の絵)をどういった形で出せばいいか迷っているんだよね…。

締切まで、あえて出さなくてもいいのかな…と思ったり。」

ラビ
「確かに。

どの程度wipを出していいのか、悩むよね。」

ニコ
「のまさんもwip楽しみにしていたみたいなんだよね。

他の人のwipをみて、参加者みんなで盛り上がっていたみたいだよ。」

ラビ
「なんか…照れるな…。

蝋燭のwip…あれでよかったのかな…?」

チック
「こんな感じだよ、蝋燭って。

蝋燭、いつも見るもん。坊さんだから。」

ラビ
「あ、そっか(笑)!

チッくんが言うなら、その通りだね!」

ニコ
「あはは!

ハロウィーンの作品も続々と会場に飾られているみたいだね。」

ラビ
「楽しみだから、10月1日当日まで会場に行きたくない気持ちもあるんだけど…。

企画参加者だから、会場に自分の作品を飾りに行かなくちゃいけないんだよね…。」

ニコ
「悩ましいところだね。

改めて思うけど、縁日とか、ハロウィンとか、季節もののイベントに参加するのも楽しいよね。」

ラビ
「そうだね!

私、メタバースで使えるように、3Dアバターを買っちゃいました!」

ラビさんの座右の銘

チック
「ラビちゃんのお話ももっと聞きたいな。

座右の銘があるとか?」

ラビ
「改めて聞かれると、なんだか照れるな…。

『鳥獣戯画』…とか。」

チック
「それが座右の銘なの!?」

ラビ
「あはは…鳥獣戯画の世界観が好きだから。

自分が生活する上でも、鳥獣戯画の世界で暮らしているような感覚で生きていきたいな…と思ってて。

みんな仲いいし、ユーモアがある。」

ニコ
「動物同士で相撲していたりね。」

ラビ
「あんな感じで、楽しそうに作品を描きたい。

まず初めに、『楽しさ』を大事にしたい。

料理するときや、日々の生活を送っている時もね。」

ニコ
「鳥獣戯画か…。

描いている人が、楽しそうに描いたのが伝わってくる作品が現存しているのがいいよね。」

ラビ
「うん。

年をとっても、変わらない軸になるんじゃないかと思う。

自分だけじゃなく、目の前にいる誰かも楽しくなればいいと思う。

そういう作品作りをしていきたい。」

ニコ
「と、いうわけで、ラビさんの座右の銘は『鳥獣戯画』でした~。」

ラビ
「いいのかな?こんなので?」

チック
「いいんだよ!

実はまだまだ聞きたいことがたくさんあるから、またゲストに来てね~!」

まとめ

ハロウィン作品のお話や、ラビさんの世界観について、たっぷり聴くことができた1時間でした!

Rabbitsさん、ありがとうございました!

ニコニコえなチックラジオでは、これからもゲストさんをお迎えしたり、みんなでゆるゆるとアートやNFTについて話していきます。

毎週金曜日の21時頃からTwitterのスペースでお話していますので、ぜひ遊びに来てみてください!

次回の「ニコニコえなチックラジオ」もお楽しみに~!

◆「ニコニコえなチックラジオ」アーカイブまとめ

◆第9回「ニコニコえなチックラジオ」音声アーカイブはこちらです!






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