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第7回「ニコニコえなチックラジオ」アーカイブ

「ニコニコえなチックラジオ」とは?

「アーティスト目線で、NFTアートを見てみよう!」

メインパーソナリティーの遠山ニコさん(https://twitter.com/Ni_koYma)とチックウィードさん(https://twitter.com/chickweed420)と、タイムキーパーのEnaSakatsukaさん(https://twitter.com/EnaSakatuka)が、アーティスト目線でNFTやアートについて語っていくラジオです。

笑ったり、聴いたり、時々ちょっと真面目な話をしてみたり。

NFTアートの現場でリアルに感じていること、ちょっと聴いてみませんか?

第7回は、ゲストスピーカーにRabbitsさんをお迎えして、Rabbitsさんの作品作りの原点や、これから発表予定のNFTアート情報について深堀していきます!

第7回ニコニコえなチックラジオ音声アーカイブは、こちらになります!

◆NFTアートとは?

ゲストスピーカー:Rabbitsさんについて

絵本みたいなイラストで、やさしさを世界へ届けたい


小さな幸せを世界へ届ける、手描き2Dイラスト作家。

ウサギをメインテーマとするNFTコレクションを、OpenSeaとFoundationで展開。

関連リンク

◆Twitter
https://twitter.com/rabbits_cakes

◆OpenSea
Mr.Rabbits NFT
https://opensea.io/collection/rf-shop

Rabbits JAPANESE FOOD
https://opensea.io/collection/ro-shop

team Ringo Riders
https://opensea.io/collection/team-rr

◆Foundation
https://foundation.app/@rabbits_cakes

Rabbitsさんにとっての「アート」とは?

Rabbits(以下ラビ)
「私にとってのアート…改めて聞かれると難しいな。

自分が発信するもの、他の人が発信するものもアート。

自然が創っているいるものも全てアート。

そんな認識でいます。」

チックウィード(以下チック)
「僕の考え方にも通じるものがあるな。

料理もアートの一種。

火の通し方、お皿への盛り付け方もアート。

本来『不必要』とされるものにエネルギーを込めたものがアートとも呼べるのではないかと思っている。

以前の回で話したことがあるんだけど。

ただ、『必要』か『不必要』かという部分の境界線って、すごく曖昧。

そう考えると、この世界のものすべてがアートに思えてくる

…ていうことをニコちゃんと話したんだ。」

ラビ
「うんうん。

私の場合は、必要と不必要の境界線が全くないかも。

見る側、受け手側がアートだと思ったら、それはアート。

っていう感じで。

もしアートとアートでないものの境界を設けるとしても、それはそれぞれの人自身で定義するものなんじゃないかな…と。

このあたりは小さいころからの育ち方が関係しているのかもしれない。」

幼少期の思い出

ラビ
「母がアミニズムやタオイズムになんとなく近い考え方を持っていたから、その影響は受けたかも。

『神様はいつでもあなたを見ていて、嘘をついてもばれるから正直でいなさい』

って、叱られたな…。

『物事をあるがままに受け入れる』姿勢も、母を見て身についたことだった。

物事を自然に受け止める考え方や、小さな生き物を擬人化した作品作りの原点は、幼少期の思い出からきているのかもしれないな…と今思いました。」

遠山ニコ(以下ニコ)
「確か以前、ラビさんは大学生の時に鳥獣戯画の作品をモチーフに、自分の作品を作ったと聞いていたな。

鳥獣戯画は日本最古の漫画ともいわれているから、最初はラビさんのマンガ好きからそのモチーフにたどり着いたのだと思ったけど。

幼少期の影響もあって、必然的に鳥獣戯画にたどりついたのかな、と思いました。」

ラビ
「ああ、めっちゃ嬉しい!

実は今まで、

「なんでウサギを擬人化したイラストを描くのか?」

という部分が説明できなかったんだけど、今自分で納得ができました!」

今でも「悪い事したら、神様が見てる」っていうのを結構気にしてたりしますし。

まあでも、けっこう私、擦れた性格もしてるんですけどね(笑)。

どっちが本当の私なんでしょうかね?」

チック
「お天道様が見てる、ってやつですね!」

ラビ
「そうそう、それ!

親に叱られるときは、必ず言われてた(笑)。」

美大を経てイラストの道へ

ニコ
「ラビさんが美大を受ける時に、2回くらい挫折する機会があったと聞いたけど、その時の経験について、今はどう思っているの?

僕だったら、10代、20代の時に2回も大きな挫折を味わったら、筆を折っちゃうかもしれない。」

ラビ
「当時は悔しい思いをしたけれど、『技量を高めつつ、力を抜いて描く』ということの大切さが身に沁みました。

二浪した結果学んだのが、

気負うということが、どれだけ自分を残念にしていくのか

が分かったということ。」

ニコ
「気負うのがマイナス方向に行っちゃうと、良い結果が生まれない。

力みが絵に出ちゃうんだろうね。

NFTでも、そういう作品に会うことはあるね。」

ラビ
「やっぱりNFTやってると、だんだん見えてくるのかな。

気負いすぎると、『自分を表現する』というところと『技術』のバランスが取れなくなっちゃう。

それが分かったという意味で、美大受験に失敗したのは良かったのかもしれない。

悔しさをばねにできたから、そのあとに成長できた。

失敗も成功も糧にしていけるなら、人生の最後でいい思い出にできる。」

ニコ
「いい方向にエンジンかかっていったんですね!」

気負ってしまうときの対処法

チック
気負うことをなくすにはどうすればいいのかな?

ラビちゃんは今気負ってなさそうだけど、アドバイスがあれば。」

ラビ
「いやいや。

ご本人を前にして言いづらいけど、遠山ニコって、私にとって気負う原因なんですよ(笑)。」

ニコ
「僕!?」

チック
「やっぱり他の人の作品を見ると、気負う原因になる?」

ラビ
「そうそう。

自分以外の人と見比べて、今自分がどんな位置にいるのか把握するのは必要かもしれないけど、力を抜くことも忘れちゃだめだね。

それを忘れると、気負う原因にもなると思う。」

チック
「なるほど~。

もう一つ聞いてみたいんだけど。

挫折からの立ち直り方ってどうすればいいんだろう?

ラビちゃんなりの対処法ってある?」

ラビ
「いくつか方法があると思うんだよね。

私の場合は体育会系なので、まずはガッツで乗り切る(笑)。」

ニコ
「力業で乗り切るんだね!!」

ラビ
「あとは、友達かな。

あの人頑張っているから、自分も頑張ろう!みたいな。

あとは…どうしてもダメだったら、製作から離れる。

私の場合は、絵を描かずに、好きな映画とか見まくる。」

チック
「気分転換をするんだね。

結構そういうの大事だよね。」

ラビ
「食べて寝て。

映画見て治らなかったら、また食べる。」

チック
「下手したら負のループに入っちゃうやつだ(笑)。」

ラビ
「そうそうそうそう。

まあ、基本的にはそんな感じで気分転換してるかな。

大事なのは、俯瞰できる視点を持っておかないといけないな、と。」

チック
「でもそれって難しくない?」

ラビ
「まあ大人になったから。

親になったっていうのも影響しているのかもしれない。

挫折して落ち込んでいる姿を子供に見せたくない

っていう意地もあるかもしれない。

ママさんクリエイターって、NFTやってる人にも結構多いきがするんだけど、
バイタリティーが本当すごいな、と思ってる。

そういう人の姿も活力になってますね。」

Rabbitsさんのこれからの作品は…

ニコ
ラビさんの今後の目標って何ですか?」

ラビ
「NFTラジオで言っていいのか分からいけど。

私としては、NFTがゴールではなくって。

NFTも続けていきたいけど、リアルで頑張っている作品にも繋げていきたいな、と思っています。

最終的には絵本を出したい、とずっと思っています。」

ニコ
「最初の方に目標として言ってたよね!」

ラビ
『大人も子供も楽しめるNFT』というコンセプトで始めたので。

今私のNFTを手に取ってくださっている方々には、できたら絵本を配っていきたいな…とは思っていて。」

ニコ
ホルダー特典みたいな感じで?」

ラビ
「そうそう、そんな感じで差し上げられたらと思っています。

実は、Cakeのコレクションはその練習ということで始めました。

ホルダーさんにカレンダー化したものをお届けできれば…ということで、今準備中です。

来年(2023年)は、ウサギ年ですから!」

◆Rabbits in the cakes

https://opensea.io/collection/ritc

ニコ
「おお!
このカレンダーは捨てられないなぁ~。」

チック
「今のイラスト見てると、それだけで絵本になりそうな感じがするね。」

ラビ
「NFTアートそれぞれに、短編の絵本みたいな感じでちょっとしたストーリーを作っているよ。

ウサギ氏はどの絵にも登場させているけど。

あえてタイトルつけるなら、「ウサギ氏の日常」みたいな?」

ニコ
「ラビさんの作品は、リアリティーがあるというか、現実にそのまま存在しそうな雰囲気をすごく感じる。」

ラビ
「私が見ている世界観をそのまま描きだしているので、各作品それぞれでテーマは違いつつも、世界観は共通しているかもです。

ネタばらしになっちゃうけど、実は、異なる作品で共通のオブジェクトが使われていたりすることもあります。

あとは、アニメーションも四苦八苦しつつ頑張っています。

プロットまで考えているお話が1つあるけど、それを絵本で出すか、アニメーションで出すか、など考え中です。」

ニコ
「クリップスタジオ(クリスタ)でやってるのかな?」

ラビ
「うんうん。

やっぱりアニメーションが一番表現できそうなのが、クリスタかなと思って。

あとは、セミオーダーみたいな形で、「思い出を残す」作品作りをテーマにすることもあります。

NFTに金銭的な価値以外の価値もつけたいな、と常々思っていて。

例えば最近では、『オモイデゆかた』という企画をしました。

子育てしている時に、浴衣を着せる機会は年に1回あるかないか。

その思い出をブロックチェーンに残せないかな…と思い、はじめました。
(2022年8月26日終了)

他にも、Oncyberで音声付NFTアートの展示をできたら…とも思っています。

ストーリーを作って、声のいい人に読んでもらって…みたいな。」

ニコ
「すごいたくさんの企画を考えているんだね!」

チック
「いい話をいっぱい聞けて良かった!」

まとめ

Rabbitsさんの創作の原点や、これからの作品作りについてのお話を、たっぷり聴くことができた1時間でした!

Rabbitsさん、ありがとうございました!

ニコニコえなチックラジオでは、これからもゲストさんをお迎えしたり、みんなでゆるゆるとアートやNFTについてしゃべっていきます。

毎週金曜日の21時頃からTwitterのスペースでお話していますので、ぜひ遊びに来てみてください!

次回の「ニコニコえなチックラジオ」もお楽しみに~!

◆第7回音声アーカイブはこちらからどうぞ!

◆アーカイブまとめ


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