乙女のポリシー

私はセーラームーン世代だ。幼稚園生の頃の夢は、年少でお花屋さん、年中でセーラームーン、年長でセーラービーナス。

幼稚園生の頃にハマっていたから細かい話はぶっちゃけ覚えてない。

うさぎをはじめとするセーラー戦士達が悪い人たちをやっつける。アンパンマンと同じく勧善懲悪ものがたりだと思っていた。

変身するとき、一瞬裸のシルエットになるのがえっちだなあと、子どもながらに思っていたことを覚えている。

大人になり、YouTubeを見ていたらおすすめに出てきた乙女のポリシー。なつかしいなと思って見てみた。

え、なにこれめっちゃ良い曲じゃん。

当時25歳くらい。高校生のときのような無敵感もなかったし、大学生のときのような人生なんとかなるっしょーうぇーい感もなかった。

周りは早い子は結婚して子どももできはじめて、なんだか焦る気持ち。でもまだ若いよね?遊んでてもいいよね?え、いつまで遊んでていいの?

そんなときに聞いた乙女のポリシー。めっちゃ女の子の人生のテーマソングじゃん!!こんな女の子になりたい!なるべきだ!女の子はこうあるべきなんだ!!もう女の子って年でもなかったけどそう思った。


私なりの解釈?解説?好きなポイントを紹介するね!

1番は全体的にとっても前向き!若いときはこんな感じだよね!(ざっくり)

私がとても好きなのは2番。

もっと大変なこと いっぱい待ち受けてる
きっとそれは華麗にはばたくチャンス

うんうん、わかるわかる。そうだよね。しんどいときこそ人間は成長するよね。

みんな本気のときがとってもきれいだから
自信持ってクリアしてゆくの

頑張ってる人ってキラキラしてるよね!スポーツ選手とかすっぴんなのにめっちゃキラキラしててほんとかっこいい。だいすき。うんうん。

今は眠る未知のパワー
いつかあふれるわ

はい、ここがすきー!!!!本当に大好き。いつか「目覚める」じゃなくて「あふれる」ってとこが好き。

「目覚める」だと才能って感じがするんだけど、「あふれる」って少しずつ積み重ねてきたもの、少しずつ溜めてきたものがぶわーって出てきたって感じがする。語彙力のなさ。

努力とはなんか違う。今までやってきたこと、頑張ったことも頑張れなかったことも、成功したことも失敗したことも、恥ずかしい経験も、人に言えないような経験も、全部まるっと積み重ねたものが、容器におさまらなくなってあふれたときに、未知のパワーになる。

そんなふうに感じた。きっと、そんな大袈裟なものではないのだろうけど、私はそう思っている。

なりたいものになるよね
ガンバルひとがいいよね
涙もたまにあるよね
だけどピッと凛々しく

ここももちろん好き。なりたいものになりたいし、頑張りたい。でも、うまくいかなくて落ち込むことも、誰かにあたってしまうことも、泣いちゃうこともある。そんな自分が嫌だって思う。

全体的に前向きな歌詞からの、「涙もたまにあるよね」で、こんな嫌な自分も受け入れてくれてもらえる気持ちになる。

そして「だけどピッと凛々しく」で、落ち込んで泣いてしまうこともあるけど、しっかり切り替えて胸張って頑張るんだ!ってまた前向きになれる。


25歳って女性にとっては本当にすごくターニングポイントになる年齢だと思う。これからの人生をどう生きていくか、これぐらいの年齢で決まっていく。

もちろん、何歳になっても挑戦はできるし、人生は変えられるけど、それには大きなパワーがいるよね。だからこそ、これくらいの年齢のときは思春期並みにもやもやしてたなあ。

西野カナの25をずっと聴いていたし、Juice=Juiceの25歳永遠説を25歳のときに聴きたかった。

もうとっくに25歳は通り過ぎたし、これからの人生をどう生きていくかもなんとなく決まったけど、これからも乙女のポリシーの歌詞のような素敵な女の子になるべく、適度に頑張っていきたいなあと思うアラサーなのでした。


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