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Razer Panthera(旧パンテラ)の天板交換記録

旧パンテラの天板アクリルを引っ剥がしたので、方法を含めて記録しておく

ある程度の傷は必要経費と割り切る覚悟が必要

ハイエンドアケコンRazer Panthera(旧パンテラ)DBFZモデルのレビューを以前書いたが、そこで少し触れた天板交換を試しにやってみたらなかなかに大変であった。同様の人が今後、少しでも楽になるようにテキスト情報として残すことにする。

今回用意した天板はFocus Attackで売っている透明なアクリル(プレキシとあるのでアクリルとは違うのか?)。Focus Attackは送料が海外通販としては良心的だしかなり早く届くのでオススメ。今回もほかに色々買ったにも関わらず25ドルくらいしかかからなかった。

逆に送料が無茶苦茶高いのは、Arcade ShockとParadise Arcade。この2つはかなり高い。Arcade Shockは送料の計算方法が謎だが、多分まとめて安くなるということがなくて、加算方式でどんどん高くなる。

元からついているドラゴンボールのアクリル天板は鉄板にくっついているのだが、アクリルと鉄板はかなり強力なボンドで接着されている。これを剥がすにはアクリル天板を強引にぶっ壊すか、ボンドを温めて柔らかくし、剥離させていくしかない。
今回は後者の剥離スタイルで挑むことにした。用意するのはヒートガン(ヒートガンがなければドライヤー)と樹脂製のヘラがあればOK。写真の一般的なヒートガン(たしかモノタロウで買った)と、Amazonで購入して使ってなかったプラスチックのスクレーパーを使用する。

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ヘラは先端が薄いマイナスドライバーなどでも代わりは務まる。ただ、ガシガシやるとアクリル天板はおろか、その下にある鉄板を傷つけてしまうので注意すること。

道具が揃ったところで、下準備としてボタンとレバーを取り外す(写真ではレバーを取り外していないが、これはThe LINKという脱着式のレバーを使用しているため)。

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あとはアクリルの端の方から熱風をあててヘラを差し込んでいく。多分、一番大変なのはこの初手だ。なかなかうまくいかないと思うが、焦らず熱風をあて続けるのがコツだろうか。ただ、熱風をあて続けると本体側のプラスチックにも影響が出るため、どうしても写真のような傷ができてしまう。

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これは右下から剥がそうとしたときの悪戦苦闘の結果だ。鉄板ではないフチの部分のプラスチックが、ヘラの力によって変形してしまっている。個体差もあるとは思うが、無傷で天板を剥がすのは熟練の業が必要かもしれない。ある程度の傷は必要経費と割り切るしかないだろう。

ヘラを差し込めるくらい剥がれてきたら熱風を隙間に入れ込みつつ、ヘラをぐっと差し込んでいく。ここで、力任せにいくと天板のアクリルが割れてしまうので注意が必要だ。熱風をあてながら少しずつ少しずつ進めていく。もちろん、元の天板を使うつもりがないのであれば、強引にいってしまってもよい(アクリルは割れるが、それによって鉄板にダメージが行くわけではないので)。

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天板が全部剥がれても本体の鉄板にはボンドがかなり残る。このままだと見栄えが悪いのと、鉄板とアクリルの間になにかイラストを挟む場合なんかには、イラストがでこぼこしてしまうので、シールはがしなどで綺麗にしていく。個人的にオススメなのは以下の3Mシールはがし。柑橘系の匂いが人によっては評価がわかれると思うものの、面白いようにボンドがとれる。

あとはFocus Attackのアクリルをネジ止め。鉄板とアクリルの間に思い思いの天板イラストなどを差し込めばオリジナルアケコンの完成である(写真のものは何も差し込んでいない)。

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手間はかかるが、旧パンテラを使っている人はそもそもアケコンに思い入れが強いと思うので、試してみるのも面白いのではなかろうか。
この記事が参考になれば幸いである。


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