見出し画像

突然ですが、

ニコンFの貴重な黒い初期型フォトミックファインダーが
手に入って嬉しいので、フォトミックファインダーに
ついてちょっと解説します。

◇実は人気がない

ニコンFと言えば、ファインダーはピラミッド型の
アイレベルか違法建築と言われるぐらい場違いに
デカいフォトミックファインダーが付いてることが
多いですね。

他にもアクションファインダーとか
ウエストレベルファインダーなんかありますが、
お店でデフォルトで付いてるのは見たことが
ありません。

とにかくアイレベルかフォトミック。
で、アイレベルの方が価格が高いです。

これは、アイレベルの方が壊れる要素が
少ない上に見た目スッキリしてカッコイイという
のがあります。
あの映画「マディソン郡の橋」でも、ロバート・
キンケイドが使っていたのはアイレベルでした。

フォトミックファインダーは測光できて、
露出が分かるので便利なんですが、今となっては
回線や部品がダメになってしまって測光できないもの
も多くあるんです。

あと、元々使用を想定していた電池がもう
存在しないということもあります。

ただ、関東カメラさんで現行品SR43に取り付ける
変換アダプターがあるので安心です。
ま、そこまでするぐらいなら...と思うひとも
いるとは思いますが。

壊れたら治らないことが割と多いので
基本的にニコンFはアイレベルを購入すべきかなと
思うんですが、人間は欲深いのです!

アイレベルを手に入れたら、今度はその
バリエーションであるフォトミックファインダーも
手に入れたくなってくる!

多分。。。

◇実は初代フォトミックファインダーは2種類ある

フォトミックファインダーと言えば、

・初代フォトミックファインダー
・フォトミックファインダーT
・フォトミックファインダーTN
・フォトミックファインダーFTN

と、4種類あるのが一般的な認識だと思います。

因みに、フォトミックファインダーもFTNまで
くると割とスリム化してきてるようです。

初代フォトミックファインダーは外光式で、
レンズから通した光ではなくファインダーに
付いている測光窓より測光します。
他のフォトミックファインダーはレンズから通ってくる
光で(TTL)測光します。

なので、まあ初代以降の方が測光性能が良いとは
思います。おかげで初代は一番ゴツイし...

さて、実は初代フォトミックファインダーには
前期と後期型があるんです。

後期型には電源スイッチがありましてね。
これ、前期型ではないのです。前期型では電源オンオフ
を敷居板でやっているようで、ちょうどその様子が
旗を立てたように見えるのでフラッグスイッチと
呼ばれていたりします。面白いですよね!

◇結構レアな黒い初代フォトミックファインダー

前述の通り、フォトミックファインダー付きの
Fは割と安く購入できます。

白はね!

黒は軒並み値段が上がるのですが、その中でも
珍品と呼ばれるのが黒い初代フォトミックファインダー
なのです。

このサイトでも...

ANY black original Photomic finder is rare.
オリジナルブラックの(初代)フォトミックファインダー
はどんなものでもレアである。

僕もなかなか出会えなくて、最近ようやく
めぐり逢えました!

しかも古いものですから、基本的に測光はできない
ものだと思っていましたが、電池を入れたら
元気良く針が動いているんです!

アイレベルファインダーも良いですが、
こういう昔のロボットチックな感じも
好きです。

万人向けではないし、むしろかなりマニアックな
感じですが、もしこの記事を読んで興味を
持たれたら是非探してみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?