孤独と孤立

独りで、障がいを持つ子供を育ててきて、私は常に孤独だった。

母親という呪縛にがんじがらめにされ、泣くことも逃げ出すことも許されない中で、もがき続けた日々。

そんな中でも、我が子の笑顔や笑い声には、いつも救われ、こうしてなんとか乗り越え生きてこられたのだと思う。

孤独は乗り越えられても、孤立は違う。

去年、コロナに親子ほぼ同時に罹患した時は、初めて孤立というものを感じ、ただただ恐ろしかった。

最初、私の方に喉の痛みと発熱が出て、病院で検査したらコロナ陽性だった。
2日後、息子にも同じ症状が出るが、私もまだ熱が高く、病院へ連れて行けない。
私に処方された薬は、4日分だけ。
冷蔵庫の中の食べ物も、すぐ底をつきそうだった。

人に移すのが怖くて、病院への付き添いを誰かに頼むことができず、強い孤立を感じた。

シングルマザーでなければ、子供にこんなしんどい思いをさせずに済んだのに…と、自分を責めるしかなかった。
自力で治癒するまで、本当に長い長い日に感じられた。

皆さんは、孤立を感じたこと、ありますか?

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