生きづらさの中で
「不審者」って言葉を聞くたび、
「不審者」の定義ってなにだろう?と
考えてしまう。
よくニュースで、小学校での訓練の様
子が映るけれど、たいてい「不審者」
役は、男性で、サングラスに帽子、黒
っぽい服装だ。
でも現実には、優しそうで、人当たり
の良い人物が、声をかけてきて、被害
を受ける場合が少なくない。
電車の中や人混みの中で、自閉症の息
子が、ちょっとでも変わった行動をと
ると、アブナイ人、すなわち「不審
者」だと判断されるようで、近くにい
た人がサッと席を離れたり、あからさ
まに白い目で見られることが多々あ
る。
なんにも危害は加えませんから〜
大丈夫ですよ〜
と、そのつど私は心の中で訴える。
本当に生きづらい世の中だ。
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