観察力と簡単な検索で遺伝病を発見。

電子カルテで、独特な苗字を検索すると、血縁者が癌で受診していることがわかって、特殊な遺伝病を発見できる場合があります。

日本の医療現場では電子カルテになっており、もう20年近く経っています。

電子カルテになったことで、色々なワードが検索できます。(あんまり使った人はいないと思いますが、)大きな病院になると、特殊な苗字の方を検索すると、住所が近所だったり、家族だったりします。

具体的には、ある癌で受診すると、特殊な苗字だと、血縁者も受診している場合があり、若くして癌だと遺伝の可能性があります。

特に、若くして大腸癌などになった血縁は、要注意です。
リンチ症候群という、遺伝で発癌しやすいタイプがあります。
https://www.tochigi-cc.jp/department/genome-center/about/17-07.html#:~:text=リンチ症候群(遺伝性非,などの特徴があります%E3%80%82

昔の上司の受け売りですが、
40代くらいで次々がんにかかった家系がありました。

珍しい苗字は、交配が少ないのでしょうか。

また、沖縄の苗字は特徴的ですよね。
これも病気の診断を疑う場合があります。

HTLV(ヒトT細胞白血病ウイルス)と言って、沖縄、九州、紀伊半島などで多く、ウイルスの感染による白血病になります。これも母子感染したりしますので、家系で頻度が高かったりします。

https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/325-htlv-1-gintro.html


以前、沖縄の苗字の方で、HTLV感染症で受診した方がいました。

意外だと思いますが、AIを用いなくても、苗字ですら注意深く疑えば、身体や病気との関連を見つけられる場合があります。

観察は大事です。