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ビッグモーターの失敗から思う仕事する意味

どうも、Webライターをしているひがしです。

先日、以下のツイートをしました。

ビッグモーターが世間を賑わせていて興味深いので、今回はビッグモーターの失敗について書いていこうと思います。

ビッグモーター事件について興味のある人には、一読する価値ありです。


ビッグモーター事件のおさらい

ビッグモーターがやらかしてる件については知っていても、具体的な内容は知らない人も多いのではないでしょうか。

問題が次から次に出てきて、自分も詳しく問題を把握できていません。

なので、まずビッグモーター事件についておさらいしていきます。


お客さんの車を故意に傷つける


一番問題になってる事件ですね。

以下は中日新聞の引用です。

同社が公表した社内調査では七月十六日時点で少なくとも千二百七十五件の不正が見つかった。工具のドライバーで車体をひっかいたり、バンパーを力ずくで押し込んだりするといった手口で、修理代を水増ししていた。

引用:中日新聞 第28978号 12版

ほかにも「お客さんのタイヤにネジを突き立ててパンクさせる」「チョークを使って傷を広げてみせる」など、不正にお金を請求しているのが問題になっています。

謝罪するのが遅すぎる


中日新聞によると、内部告発があったのは2022年1月ごろだそうです。

つまり、謝罪するまでに1年半ほどの期間があるということですね。

遅すぎる。。

現場に責任をなすりつける元社長


新聞を読んで、笑ってしまいましたね笑

一連の不正に経営陣は関与していないといってますが、知らないわけがない。

3万歩ゆずって知らなかったとしても、社長が現場の状況を把握してないのも問題です。

元社長の言い分は以下です。

「こんなことをやるのかとがくぜんとした。許せない」

引用:中日新聞 第28978号 12版

トップである社長のとる態度ではなく、この後におよんで現場に責任をなすりつけるのは、ある意味すごいです笑

みんなで責任のなすりつけ合い


社長に限らず現場の人も上層部に責任を押しつけていて、もはや会社とは思えない有様です。

保険会社も見て見ぬふり

大手保険会社である「損害保険ジャパン」の見て見ぬふりも問題になっています。

損害保険大手の「損害保険ジャパン」が去年夏、ビッグモーターに出向していた社員から不正の可能性があるという情報を得ていながら詳細な調査をせず、いったん中止していたビッグモーターとの取り引きを再開していたことがわかりました。

引用:NHK「ビッグモーター不正 損保ジャパン 去年 出向者から可能性把握

今回の事件はビッグモーターだけでなく、保険会社にまで飛び火する事態に発展しています。

ビッグモーターの失敗から思う仕事する意味

ここからが本題です。

ビッグモーターが炎上して瀕死寸前ですが、この事態を招いた原因は「どうすれば儲かるのか」を追求した結果だと思うんです。

儲かることが最優先だから、お客さんの車を傷つけてまでも利益を得ようとするのではないかと。

仕事の本質って「価値提供」にあると思うんです。お客さんに価値を提供した対価として、お金をいただく。会社に貢献した対価として、給料をいただく。これが仕事なんじゃないかなと。

これをうまく表現した言葉が「三方良し」ですね。

この言葉は近江商人の経営哲学として有名で、「売り手・買い手・社会」が満足する状態を理想とした考えです。

ビッグモーターは三方良しどころか「三方悪」ですよね。

社会やお客さんに迷惑をかけ、自分の会社を経営危機にさらしてるんですから。

詐欺って短期的に見れば儲かると思いますが、長い目で見るとほぼ確実に損するんです。

歴史を振り返っても、詐欺で失敗する事例は山のようにありますけど、先人の失敗から学習しないのが不思議です。


ビッグモーターの未来【さすがに潰れる】

最後に、ビッグモーターの未来について予測しておきます。

結論からいうと、さすがに潰れるのではないかと思います。

理由は以下のとおり。

・顧客離れが深刻
・企業風土を変えるのは容易ではない
・退職する人が増え入社する人が減る
・行政処分・刑事事件に発展するおそれあり
・保険金の不正で100億近くになる可能性がある

一番ヤバいのは、顧客離れですよね。

これだけの事件を起こした会社を利用したい人なんて、まずいないでしょう。

悪いことはするもんじゃないですよ、ほんと。

おわり

参考文献
中日新聞 第28978号
Yahoo!ニュース「ビッグモーター」の損保各社への返金額は100億円以上!? 保険契約車両のオーナーに返金や等級ダウンの復旧はあるのか【独自取材】」
東洋経済ONLINE「ビッグモーター不正報道「完全黙殺」成功の諸事情

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