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ファインダーを通して瞬間を掴む

フィルムカメラNikon F3のアイピースをすぐ紛失します。3回くらいやっちゃったと思う。ねじが緩んで落ちちゃうんです。古い品物なので代替品含め、対応をリストアップ、解説したいと思います。



アイピースとは

デジタルカメラ、フィルムカメラ問わずファインダーに付属している窓部品のことです。アイピースは「接眼」の名の通り、目をくっつけて使います。目当てためのゴム、涙・汚れ侵入防止がアイピースの役割かと思います。ねじ込み式でファインダー部に組まれています。いくつかのデジタルカメラには緩み防止機構がついていますが、ニコンF3は緩み放題です。

F3のアイピース、黒テープで落下防止

ミドル、初級機にはスライド式のカバーもあります。以前使っていたD300sのアイピースがスライド式で、こちらもどこかで落として最後はありませんでした。


F3対応のアイピース・代替品

紛失した際はいくつかの選択肢があります。筆者は①②の品物を少々ストックしております。

①純正アイピース →在庫なし

順当にアイピースです。長い間品切れで、復活は期待できません。希望小売価格1,100円。

品番は無く、メルカリで1,000円前後で販売実績がありました。

筆者手持ちの純正アイピース


②FM3A・NewFM2・FA・FE2用接眼補助レンズ →在庫なし

「接眼補助レンズ」はねじの互換性があるようで取り付きます。ただし、目当てのゴムがないので目を少し離して使う必要があります。接眼目当てDK-4が併用可能だそうですが、補助レンズも目当ても出品が見つかりません。また、アイピース(上記①)と接眼補助レンズ(②)の併用はできないそうです。

筆者手持ちの純正接眼補助レンズ

接眼補助レンズは視度補正の役割がメインだそうで、度数が選べます。使用者の視度に合った製品を選ぶ必要があります。

カメラのファインダーは補正していない状態のときに「0」ではなく、
「-1.0」となっております。接眼補助レンズの「0」は、補正なしの「-1.0」に対して、「+1.0」に 補正して「0」とする補助レンズとなりますので、補助レンズを必要としない 視力の方にはおすすめしていない製品となります。カメラのファインダーを覗いていただき、ファインダー内の液晶表示がはっきり見えるのであれば、接眼補助レンズは不要ですが、もし、ぼやけるのであれば、接眼補助レンズの装着をおすすめいたします。なお、接眼補助レンズの度数につきましては、遠くをご覧になるときの眼鏡の度数を参考にしていただいております。

ニコンイメージング問い合わせ回答より


③その他、ネットにある情報

F3HP用は径が大きいので取付不可だそうです。D800のアイピースがつくとの話もありますが、実機確認した結果、これは嘘。キヤノンF-1のアイピースがつくそうですが、出品見つからず。

ChatGPTさんにも尋ねたところ、「中古市場などで探してみれば?」とのことです。


代替品はもうない!?紛失をしないためには

不安で夜も眠れない背水の陣なので、いくつかの紛失防止策を考えました。

防止策①テープで止めちゃう

先の写真の通りです。背に腹は代えられない。かっこ悪いけど、テープで止めちゃう。効果は絶大です。


防止策②アイピースのねじを接着する

ねじ用の接着剤でねじ部を接着する人もいるようです。私はテープの方が手軽だし、接着剤のガスがファインダーに悪影響する可能性を感じたので本策は採用していません。


防止策③衣服などと接触しないようにする

肩ストラップを使用している場合、ストラップを片側の肩やたすき掛けにすることがあります。この際にレンズを外側に向けるようにすると衣類とアイピースが接触して、アイピースのねじが緩みます。レンズを内側、腰にペンタ部が当たるように肩に掛けると良いと思います。この掛け方は周囲にいる人にレンズなどをぶつけない、安全策としても有効です。昔、知人に教えていただきました。


防止策④カメラを使わない

アホ言うな!アイピースなんて、なくても写真は撮れる!カメラは道具!使ってなんぼ!


以上、ニコンF3のアイピースのお話でした。
・・・って、記事タイトル関係ない!




最後に

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