明日合格発表の京大受験生へ

明日、3月10日は京都大学の合格発表の日です。
受験した皆さんはとてもドキドキしていることでしょう。


だいーぶ前ですが、僕もかつて、京都大学を受験して、同じように、合格発表の瞬間を迎えました。

多分、寝られなかった。
僕は一回落っこちているので、それを二回経験しました。


僕が一番言いたいのは、
もし明日、あなたの番号が無かったとしても、全く問題ないんだという事です。
ムリだとは思うんだけど、

本当に、何かを反省する必要は無いし、未来を心配することもないし、落ち込む必要すら無いんです。


さっきも書いた通り、僕は一回落っこちています。
一回目に京大を受けた時、現役の時は100%受かったと思いました。

数学は全部解けたし、他の教科も何の問題も無いと思ったからです。

でも、番号は無かった。
自宅で、パソコンで見ましたが、頭がクラクラしました。
地面が揺れて見えた。
次にどうしていいかわからなくて、取り敢えず友達みんなにメールして、他に落ちたやつはいないか探しました。
そして、次の日みんなで集まって、河合塾に話を聞きに行きました。


春ごろに点数が返ってくると、全部できたと思っていた数学は、200点満点中25点しかなかった。
受験というのは、そんなもんです。よくわからない。


次の年にまた京大を受けた時は、数学が全く解けず、こりゃダメだと思いました。
でも、番号はありました。
本当に意味不明です。受験というものは。
明日、どんなに自信がある人も、自信が無い人も、予想外の事が起こるかもしれない。


もし明日番号が無かった人は、物凄く辛いでしょう。

多分、胸が破壊されそうになる。

親の事とか将来の事とか、やってきた事とかが頭をグルグルして、地面が揺れる。
でも、問題ない。その時だけです。

「これ一生続くんじゃなかろうか、死ぬ」と思うでしょうが、一か月です。


二種類の人がいると思います。

他の大学に行くことを選ぶ人
京大なんて実は中身は他の大学と変わりません。行く意味なんてまったく無い。

学生は毎日暗い顔で学校を歩いてて、多分死にたそうです。


浪人を選ぶ人
浪人は大学に落っこちた人にしか経験できない、超激レア体験です。
18や19という人生の重要地点で、学生でも社会人でもない、ニートでもない意味不明な存在になれる、スーパーイベントです。
だから浪人期に見た事、考えた事は一生忘れない。是非楽しんで欲しい。


僕は本当に、心から大学落っこちてよかったと思ってる。
あの時番号が無くて良かったと思ってる。

明日、頑張ってください。

「負けたことがある」というのが いつか 大きな財産になる

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