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日本交通が22卒の内定式を開催!業界の未来を見据えたトップからの言葉とは

ご乗車ありがとうございます。日本交通新卒採用担当です。

2021年10月1日(金)に日本交通株式会社の2022年新卒入社予定者向けの内定式が開催されました。場所はホテル椿山荘東京(東京都文京区)です。

今年は台風16号の接近による影響や新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、「内定式をオンラインで配信する」取り組みを行いました。

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当日は参加者の検温、除菌、人と人との間隔を空けて3つの密を避けるなど、様々な配慮を行った形で開催しました。

今年ご参加していただいた内定者は332名、このうち対面参加が276名、オンライン参加が56名です。入社後はタクシー乗務員としてキャリアをスタートさせ、東京の交通インフラを支える役目を担っていきます。

また、今年はNprojectに参加した学生からの企画紹介がありました。

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Nprojectとは、内定後にチームを編成して様々な社会課題の解決のため、企画を実行に移していくことができる取り組みのこと。会長の前で企画をプレゼンし、実施の許可が下りた企画は実際に実行されます。

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その記念すべき第1回の企画総選挙にて、企画を立案したリーダーである田邊さんと中川さんが、それぞれのチームを代表して企画のメンバーや賛同者を募りました。

それぞれの企画の詳細が知りたい方は下記記事からどうぞ!

式典では弊社会長の川鍋、社長の若林から祝辞を述べさせていただきました。2名からの祝辞をここにご紹介します。

川鍋
「ようこそ、日本一のタクシー会社へ。そして世界一のモビリティカンパニーへ!

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皆さんは、誰も経験していないコロナ禍の中で、誰もがすごいねと言うような産業ではないタクシー会社に何らかの可能性を見出して、自分の頭で考えて行動しました。皆さんがここにいることこそが、社会人になって成功する第一歩を踏み出した証明です。

世の中の常識は変わる。皆さんはこれから何十年と働きます。ここに入れば将来安泰だと思い始めたら危険です。自分の頭で考えて行動し、変化に対応し続けることでしか、幸せはつかみ取れません。そういう意味で、世間的に立派だという会社に何も考えずに入った人はむしろ危ないかもしれません。

皆さんがいろいろな考えをもってこの会社を選んでくれて嬉しいと同時に、いい決断をしたと50年後に思ってもらえると思います。この会社で皆さんは最初から鍛えられます。ひとたび外に出てハンドルを握れば誰も助けてくれない。ベテランと同じ扱いです。

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そして人にしかできないホスピタリティを発揮していただきたい。仕事をしていれば冷や汗をかくこともあるでしょう。道を間違えたり、高速道路の降り口を間違えたりとかね。私もやったことがあります。でもそれで鍛えられてきました。

これからどんどんテクノロジーは発達していきます。やがてはタクシーがバスやトラックの領域へ融合します。たとえばタクシーで高級店の食事をデリバリーするサービス。タクシー108年の歴史で初めて物が運べるようになりました。

そしてこれからは少子高齢化の時代になります。タクシーは相乗りができるようになり、郵便やコンビニの機能も内包したコミュニティバスの形で地域を走るようになります。自動運転で皆さんの運転の比重は下がるかわりに、その分おじいちゃんやおばあちゃんの乗降をサポートするなど、ホスピタリティの比重はますます上がります

ドライブレコーダーの進化も進んでいます。今は交通標識などを分析してゼンリンさんの地図データに教えています。そのうち防犯カメラとして、事件や事故があったとき、その画像をリアルタイムで分析できるようになるでしょう。

さらに、ジャパンタクシーのマイナーチェンジでトランク内にコンセントがつきました。停電した時は発電することができます。そして車も10年後にはハイブリッドからEVになります。スマホのバッテリーを充電できるし、非常時は家につないで家の電気にもなります。

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このように、ラストワンマイルを全部担うのが日本交通です。そこに向かって皆さんのホスピタリティとテクノロジーを融合させていってほしい。タクシーが走れば走るほど、街が便利に・安全になっていきます。これがタクシーの未来であり黄金期。これは本当に来ます。

皆さんの先輩たちが入社したときと比べるとだいぶ進みました。皆さんが3~4年後に先輩になったときにはまた結構進んだと思ってもらえると思います。

そして皆さん残りの学生生活、今しかできないことを思う存分やってください。道の勉強とかしなくてもいいです。どうせ入ったらやることになりますから(笑)。また4月1日にお目にかかれることを楽しみにしています。」

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若林社長からは祝辞として、来年4月の入社に向けて社会人になる際の心構えをお話しいただきました。

「1つ目は事前の準備をすることです。仕事を成功する秘訣として『準備8割』という言葉があります。課題に対して必要な情報を集め、行動の計画を立てることで効率のいい仕事ができ、無駄な仕事の削減にもなります。

今皆さんが二種免許の取得や地理試験合格を目指しているのもその事前準備の一つ。道路の名称や交通法規などを事前に知っておくことで、入社後の理解度が格段に違ってきます。

皆さんの1個上の先輩は今年の5月頃から順次デビューし、売り上げでは営業所の上位の方と争っています。また安全面や接客サービスの向上にも期待できるようになっているとのことです。先ほどの会長の言葉と逆のことを言って申し訳ないですが、ぜひ事前準備に力を注いでください。

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2つ目は、当面の目標としてどんどんチャレンジをしてください。若いうちは失敗はつきものです。私のようにベテランになると失敗は許されなくなりますが、皆さんは失敗から学ぶことの方が多い。失敗から知識や技術を学んでください。

プロ野球の読売巨人軍の原監督の言葉で、『消極的な成功よりも、積極的な失敗を』というものがあります。これだけ時代が変化する中で、失敗しないために従来の在り方にこだわって無難な日々を送るだけでは、人も企業も成長は望めません。チャレンジしないで成功するよりも、積極的に取り組んで失敗したほうがいい。自分の成長を意識して新しいことにチャレンジしてみてください。

3つ目、中長期的な目標としてトップを目指しましょう。乗務員としては、EDS(エキスパート・ドライバー・サービス)。まずはそこを目指してほしいです。EDS乗務員は通常のタクシー乗務員のスキルにプラスして、観光やキッズ、サポートというお客様のご要望の多い仕事をしているトップドライバー。タクシーは唯一の個別の公共交通機関であり、ドアtoドアのサービスができることから、このコロナ禍では特にお客様から喜ばれています。お客様やそのご家族からも感謝されることが多く、やりがいを感じるでしょう。

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さらにハイヤーという最高級の乗務員を目指すのもいいでしょう。日本交通の歴史の1ページ目はハイヤーから始まりました。即位の礼やG7サミットでも利用いただき、即位の礼では日本交通のハイヤー乗務員4名が運転を担当しました。栄誉ある仕事を担当する機会があるのがハイヤーの特色。乗務員としての高みを目指すなら、品格と趣のあるハイヤーは素晴らしいです。

時代が変わっても技術が進んでも最後は人です。会社が生き残っていくためにも、皆さんが社会人として求められる人材になるにおいても、一期一会を大切にし、そのスキルや人間力を高めてほしいと思っています。

管理者のトップを目指すのもいいですね。日本交通のトップは川鍋会長ですが、会長は難しい。でも私(社長)の代わりは可能です。日本交通は関西を含めると50社以上の会社を所有しています。将来的には社長や所長など、管理者・経営者のトップを目指してほしいです。

プロレスラーのアントニオ猪木さんの言葉で『この道を行けばどうなるものか。危ぶむ勿れ、危ぶめば道はなし。踏み出せばその一歩が道になり、その一歩が道となる。迷わず行けよ、行けばわかるさ』というものがあります。元々はとんちで有名な一休さんの言葉です。ここには勇気を出すことの大切さ、それが確かな成長に繋がることが表されています。皆さんも失敗を恐れず、皆さんの成長のためにチャレンジをしてください。来年4月待っています。またお会いしましょう。」

祝辞の後は、全員での写真撮影、そして仕事で必要となる制服の採寸を行いました。制服に袖を通し、改めて乗務員になるということを実感していただけたのではないかと思います。

コロナ禍での採用活動だったため、人事にとってほとんどの学生さんに直接お会いするのは、実はこの内定式が初めてでした。対面でご参加された方の中には内定式の後、残って担当の人事にご挨拶をしてくださった学生さんも多くいらっしゃいました。本当にありがとうございました。

そして内定式にご参加いただいた、すべての22卒内定者の皆様、本当にありがとうございます。来年4月に、今度は入社式でお会いできるのを日本交通の社員一同、楽しみにしております!

集合写真


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