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怒らない生活を試してみた 1

以前読書記録で書いた本「怒らないこと」が興味深かったので、実践してみることにしました。

やること

実際に心がけてみるのはこの3つ。色々書いてあったけどできそうなやつから。

  • 怒った瞬間の自分に気づき、怒りを観察すること

  • 相手の怒りを受け取らないこと

  • 困ったら相手に鏡を見せること

怒らないって気持ちいい

始めてみて3日間、すっっっっごく快適でした。
びっくりするくらい、心が穏やかで落ち着いて、気分が良かったんです。まじで。
え、仏教スゴ。

気がついたのは「めっちゃ自分怒りたがってるやん!」ということ。

怒らないように注意して生活していると、ほんとにまあ私ってよく怒ってたんです。
怒りをあらわにしなくても、イラッとしたりモヤモヤすることがほんとに生活の中にたくさんあって。

例えば、レジの人がもたついてたり、バッグの留め具が引っかかったり、子どもたちが喧嘩したり、夫が洗濯物を出し忘れたり。
そのたびに「はぁ?」という感情が頭をもたげてくるんです。
でね、今まではその感情の赴くままに続きをやってたんです。
「カードでって言ったのに、なんでまた「お支払いは?」って聞いてくんのよ」とか
「このバッグまじで使いにくい、高かったのに!」とか
「あーもう、そっちが手を出さなきゃこっちだってヒートアップしなかったでしょうが!大体さぁー」とか…

でも、「はぁ?」の瞬間に「あ、私怒りたがってる!」と意識をしたら
「いやいや、無駄で不幸になるだけだ。やめよう」と思って、スンってなったんです。
嘘みたい。

イメージとしては、これまでのアンガーマネジメント的な対策では
「火がついた怒りをなんとか鎮めようとしてた」
これが、今回のやり方では
「火を付ける前にマッチを擦る自分の手を止める」みたいな感じです。

火を付ける前に止められれば、怒らないですむ。
今まで怒っていたことを怒らずに済むと、本当に気持ちがいいんです。

今までは、わざわざ自分の心に火をつけて、あれこれ考えることで油を注いで、さらに周りに飛び火までさせていたんだなぁって、気が付きました。

いや、最高。
これでいこ、これで。

3日が限度…?

で、今日で4日目。

めちゃくちゃ怒っちゃいました。
あぁ〜しょんぼりする〜。。。。
悲しい。辛い。

理由は、特別なものではありません。
帰ってきた娘が、公園につれてってほしいといったけど私は花粉症がひどいしそもそも仕事中。
無理だよというと機嫌が悪くなり、おやつのケーキもブーブーいいながら食べて、暇だ暇だと訴えて、ギャーギャーとわめき始めました。
ここでつい「はぁ?」がきて、そのままお説教モードになってしまいました。
段々と声が荒ぶり、胸がムカムカして、頭が熱くなって。
なお食い下がる娘に「だったらずっとテレビでもYoutubeでも見とけばいいじゃん!」とキレて別室にこもる。。。イマココです。

わーん、なんでーどうしてー。あの快適な日々はいったいどこへ。

注意深く生きないと、怒ってしまう。

ここで思い出したのが本の一節。

本当に怒りたくないと思っている人は、自らを戒めて注意深く過ごすので滅多なことでは怒りません

これよ。
そうなんですよ。

始めて3日間は、怒りに気をつけて注意深く過ごしていました
「怒らないこと」を最優先に生きてたから、「はぁ?」の時点で自分に気づき、止められたんだと思います。

でも、油断してしまった。
「意外とあっさり止められるもんなんだな〜。余裕余裕、もしかして私悟り開けちゃったんじゃないの〜?」くらいに調子こいたんです。

でも残念ながら、40年近く気の赴くままに怒ることを許してきた私の脳は、油断するとすぐにマッチを擦って発火させてしまうらしいです。
そして一度火がついてしまった怒りを止めるのは難しい。ぐぬぬ。

自分を戒めて注意深く生きないと、怒らない生活はできないんだ

なんて難しいんだろう。
でも、やりたい。やれるようにがんばろう。

だって、怒らない3日間はほんとうに快適で幸せだったから。
今3日ぶりに怒って、頭も心もすごく疲れているから。
頭は痛いし、心拍数も上がった感じがするし、自己嫌悪もある。娘に対してなにかしてやりたい、みたいな悪い心もまだいる。不幸しかない。

あぁ、今まで私はこんな気持ちの悪い感情を肯定して生きてたんだなぁ。
嫌だなぁ。ホント嫌。

怒りたくない理由は、なにより自分にとってマイナスだから。短い人生、幸せな気持ちで生きたい。あの怒らないで過ごした3日間みたいに。

よし、これからは注意深く生きるぞ。
きっとできるはず。がんばろう。


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