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マンスリーマーケット(8月) FRBが利下げのアナウンスを行うのか注目


8月は夏季休暇シーズンと言うこともあり市場参加者が減りやすい時期となる。例年同様に、日米欧の金融政策決定会合は予定されておらず、4~6月期の決算発表が一巡することから、閑散相場となる可能性もある。

そうしたなかではあるが、注目を集めそうなイベントは8月22日から行われるジャクソンホール会議だろう。米国で開催される経済シンポジウムで、過去には米連邦準備制度理事会(FRB)議長が金融政策の変更を示唆したこともある。米国では早ければ9月にも利下げが開始される見通しとなっている。パウエル議長が政策変更を検討しているのかどうかを推し量るイベントとして注目されよう。

そのジャクソンホール会議の前に発表される米国のCPI(8月14日)なども重要となる。日本では、4~6月期のGDPが15日に公表される。個人消費や設備投資の持ち直しが窺えるかを確認したい。

8月6日公表の6月毎月勤労統計調査にも注目。同調査で示される実質賃金は、前年同期比でマイナスの状態が長く続いている。名目賃金の伸びがインフレに追いつかないためだ。しかし、2024年の春闘等で高い賃上げ方針が示された分の改定が徐々に進んでくると見ている。実質賃金の改善が進んでくると国内の消費動向が明るさを取り戻すきっかけになると期待している。

掲載元:https://www.nikkinonline.com/article/203350



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