にっき水

体調不良がきっかけで「短歌」をやっています。もちろんど素人なので何にもわかっちゃいませ…

にっき水

体調不良がきっかけで「短歌」をやっています。もちろんど素人なので何にもわかっちゃいません。どこまで続くかわかりませんが、毎日ボチボチ詠んでいます。

最近の記事

10月1日の短歌「酔芙蓉」

ふっくらと赤く染まる酔芙蓉 今年の秋は酔いが覚めず 出勤中のとあるお庭に酔芙蓉(スイフヨウ)が咲いているのが見えました。 酔芙蓉は花が赤くなったり白くなったりする様子を「酒に酔っている」ように見立て名付けられたそうです。 赤くなるのは花びらに含まれるアントシアニンの作用によるもの。 気温が25℃以下ではアントシアニンが合成されず白いままで、気温が25℃以上になってくると合成されて次第に赤に染まるそうです。 今年の秋は夏の暑さが長引いているので、いつも赤くて酔っ払っている…と

    • 9月29日の短歌「ツバメの巣」

      陶芸の古窯で知られる信楽の スバメの巣さえ趣き高し 今日は信楽に行っていました。 ふと、天井際に作られたツバメの巣がトックリ型なのに気が付きました(見出し画像がそれ) さすが日本六古窯である信楽、ツバメの巣でさえ芸術点が高いわ〜って…そんなわけない。 検索したら「コシアカツバメ」の巣でした。

      • 9月28日の短歌「竜胆」

        穏やかに口を噤む竜胆の 立ち居姿もどこか凛々しく 先日、生け花で竜胆(リンドウ)を入れたので短歌に詠んでみました。 よく切り花で扱われるリンドウはエゾリンドウだそうで、花が開いているところはあまり見かけません。 もちろん開くものもありますが、開いても慎ましやかに咲いています。 高山地帯で咲くトウヤクリンドウも花は開かないそうなので、寒い環境がそうさせているかもしれません(受粉は自家受粉なのだそう) かえって開かない方が凛々しく見えますね。

        • 9月27日の短歌「糸蜻蛉」

          か細くて華奢な体の糸蜻蛉 碧い眼に秋空を見る 仕事からの帰り、車に乗り込もうとしたらイトトンボがなぜかドアに体当たりしていました。 そっと捕まえると碧い目がとても綺麗でした。 お空へ飛んでゆけ〜っと飛ばしてあげたら、速攻でまた車に体当たりしていました。 体が砕けるよ…。

        10月1日の短歌「酔芙蓉」

          9月26日の短歌「鵯花」

          君がため鵯花を設える 無事に南へ渡れるように 鵯花は「ヒヨドリバナ」と読みます。 今年の初夏に知人が高台の畑にヒヨドリバナを植えていました。 アサギマダラは冬を越すために北方や高山帯から南方へ渡る習性があります。 その途中に休憩してもらうため、アサギマダラの好みであるヒヨドリバナを植えたそうです。 そして狙い通り、君=アサギマダラがヒヨドリバナの蜜を吸いに降り立ったそうです。 見たかったなぁ。

          9月26日の短歌「鵯花」

          9月25日の短歌「盗人萩」

          慎ましく愛らしい花 盗人萩 「連れて行って」とウフフと微笑む 先日、可愛い花が咲いているのを植え込みに見つけました。 花からしてハギかな?と思ってよく見たら、ヌスビトハギ(盗人萩)でした。 ハギよりも派手ではなく慎ましやかで可愛い花ですが、実はベタベタと衣服に引っ付く厄介者です。 実家の母がたまたま庭に生えたヌスビトハギの愛らしい花に騙されてしばらく栽培していました。 結実して本性がわかった時点で抜いて処分していましたが。

          9月25日の短歌「盗人萩」

          9月24日の短歌「松虫」

          秋風に吹かれる夜の散歩道 松虫鳴いて耳に楽しき 夜の土手沿いを散歩に出かけると、草むらからたくさんの虫の音が聞こえます。 その中でもマツムシ(松虫)の鳴き声が「チンチロリン」と涼やかで楽しいです。

          9月24日の短歌「松虫」

          9月23日の短歌「彼岸花」

          酷暑から出遅れてしまう彼岸花 恥ずかしそうに顔を覗かす あれ、彼岸花はまだかな?と思った今日、ボツボツ顔を出し始めているのを見かけました。 やっぱり夏の暑さが目覚めを妨げていたのでは無いでしょうか? でもお彼岸付近で必ず咲くのですからエラいもんです。

          9月23日の短歌「彼岸花」

          9月22日の短歌「爽籟」

          夏と秋 季節を分つ風が吹く 袖の裏にも爽籟届く 爽籟(ソウライ)とは秋風の爽やかなひびきを表す言葉だそうです。 今日は秋分の日に相応しい涼やかな風が吹いていました。 ヒューっと軽く笛を鳴らすような、まさに爽籟。 半袖の隙間から秋風が入り込んで爽やかな気分になりました。

          9月22日の短歌「爽籟」

          9月21日の短歌「オムライス」

          デミグラスソースをまとったオムライス 卵の中は赤い幸せ 今日はお昼にオムライスを食べに初めて行くお店へ行きました。 出てきたオムライスはデミグラスソースをまとい、しっかりとしたケチャップライスが卵で包まれていました。 とても美味しかったです。 ですが、量が多すぎてお腹パンパン。 晩ご飯が入りませんでした。

          9月21日の短歌「オムライス」

          9月20日の短歌「蕎麦の花」

          道端で勝手生えの蕎麦の花 秋めく田んぼを優雅に見下ろす 蕎麦の花が見頃を迎えましたが、道端で勝手に生えている蕎麦の花も可憐に咲いています。 蕎麦の産地ではよくある風景です(多分ね) 勝手生えの蕎麦を収穫して蕎麦を打ってみたいなどと、ちょっとおバカな発想もしましたが行動には移せてません。

          9月20日の短歌「蕎麦の花」

          9月19日の短歌「鈴虫」

          鈴虫があまりの暑さに草陰で 「秋はまだだ」と口をつぐむ 9月の初めの頃、エアコン無しで眠れた夜が何日かありました。 窓の外からはスズムシの鳴き声が聞こえて、あぁ秋だなと思っていたのですが… 今はエアコン無しでは眠れず、スズムシの鳴き声もしません。 曇っていれば昼間でも鳴くスズムシも、この暑さに閉口しているもかもしれません。

          9月19日の短歌「鈴虫」

          9月19日の短歌「新鮮」

          真新しいテレビが観せる世の中は 知ってるけれど どこか新鮮 テレビが壊れたので新しいテレビを買いました。 キレイに映るし、しばらくテレビを見ていなかったのも手伝って、なんだか新鮮な気分になりました。 また、以前のテレビよりも音響が良くなったのかベース音がよく聞こえるようになり、毎日聞いていた朝ドラのオープニングが違った雰囲気に聞こえました。 これも新鮮な体験です。

          9月19日の短歌「新鮮」

          9月17日の短歌「中秋」

          幾万回 日の輝きを照り返し 月は笑う中秋の空 今日は中秋の名月。 私のパートナーが「月が太陽の光を照り返していることを短歌にしなさい」と難題を吹っかけてきました。 確かに惑星は太陽の光を照り返しているだけであんなに明るいのですから、太陽のエネルギーはすごいモノですね。 ちょっと無理無理に短歌に詠いました。

          9月17日の短歌「中秋」

          9月16日の短歌「棟上げ」

          棟上げに掛矢を振りて組み上げる 景気のいい音 空高らかに 近所で木造住宅の棟上げがあり、掛矢(カケヤ:木製の大ハンマー)で柱や梁を打ち込む音が鳴っていました。 以前、近所の奥さんが「棟上げの掛矢の音が好き。景気のいい音だから」と言っていたのを思い出しました。 それを踏まえて短歌に詠ってみました。

          9月16日の短歌「棟上げ」

          9月15日の短歌「上目遣い」

          昼日中 窓より眺めるメダカたち 上目遣いに私を誘う 三連休の中日ではありますが、一日中エアコンの効いた家の中に篭ってました。 庭の水鉢で泳ぐメダカがスイスイ気持ち良さそうに見えました。 でも騙されませんよ。外は酷暑なのですから。 メダカは目が高い位置にあることが名前の由来だと聞いたことがあります。 なのでメダカは上目遣い、と言うことで短歌に詠んでみました。

          9月15日の短歌「上目遣い」