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柴犬なつめ抜糸を終える

避妊手術を終え、退院したなつめ。2週間後の抜糸まで散歩禁止。

今度こそ室内トイレの出番だと、入院中にしっかり準備しておいた。

というのも、なつめと出会ったとき、「外でもするけれども、犬用のトイレに新聞紙をひいておけばそこでします」と聞いたので、なつめをお迎えに行く直前にトイレを購入した。

先代よもぎは完全に外派だったのでトイレを使ったことはなかった。ただ雨に濡れるのが嫌いだったので、室内でもできるのならいいね、と話していた。

しかし、なつめが来て3週間。入院するまで1度もトイレを使っていない。

ブリーダーさんから「新聞紙を踏むとトイレだと思ってそこでしてしまう可能性があるので、トイレ以外で新聞紙を踏ませないように」と忠告されたので、ものすごーく気をつけていたにもかかわらず、新聞紙を踏んだところで変化なし。それどころかトイレでくつろいだり寝ることもしばしば。まったくトイレの機能を果たしていない。


話はそれるが、新聞紙を踏んでも大丈夫だと分かったので、雨の日はなつめの部屋に新聞紙を敷き詰めている。カーペットが汚れるのをカバー。吸水シートだとボロボロに噛んでしまうのでちょうどよかった。


今のところ我が家でのトイレは散歩のときと庭のみ。

でも今回は安静にと言われていることだし、ようやくトイレの出番か?と期待していた。せっかく買ったのだから使ってもらいたい。


しかし、帰ってきてしばらく経ってもその気配がない。新聞紙を敷いたトイレに乗せてみるも無反応。病院の診察台の上でしてから半日。24時間尿が出ないとまずいということをよもぎのときに学んだので、心配になってくる。

しびれを切らして、リードをつけて庭へ抱っこで連れて行った。すると2,3歩進んでおしっこ。とりあえず一安心。どうやらこの子も外派のようだ。

それ以来、最低1日2回庭へなつめが嫌いな抱っこでお連れするように。大きいほうがなかなか出なかったけど、退院3日後にようやく出た。しかも大量。この小さい身体のどこにため込んでいたのかというくらい。

ということで、もうトイレはなつめの部屋から出してしまった。何かほかの使い道はないだろうかと考え中である。


薬も気がかりだった。よもぎは薬が大嫌いで、食べ物に混ぜても器用によけるし、直接飲ませるのもものすごく抵抗されるし、頭を悩ませた。

なつめはどうだろう。

退院した夜はカリカリフード(ドライフード)を水でふやかして与えるよう言われていたので、そこに錠剤を細かく砕いて紛れ込ませた。

そしたらきれいに食べたのでこの作戦でいくことに。少しのカリカリを水でふやかしてそこに砕いた錠剤を溶かすように入れる。その上に残りのカリカリをそのままかぶせる。

ところが、終わりが見え始めた4日目あたりから雲行きが怪しくなってきた。

食べ方に変化が見られるように。お皿から少しくわえて移動し、床にバラバラと出す。そしてゆっくり食べる。さらに底にあるふやかした部分は食べない。明らかに警戒した食べ方。そうか、やっぱり嫌だったのか。健気にも我慢して食べていたのだろうか。

ダメ元でスプーンですくってお給仕するとどうにか食べてくれたので、それで5日目まで乗り切った。

その影響は薬を入れなくなってもしばらく続き、ようやく最近になってお皿の上ですべて食べてくれるようになった。

もしかしたら錠剤のまま飲めたかなとも途中で思ったけど、初日にすべて砕いてしまったので試すことができなかった。


そんなこんなでどうにか無事2週間過ぎ、ちゃんと糸が5本残っている状態で抜糸の日を迎えられた。

お洋服姿も見納め。


見納めかと思うと名残惜しい

不思議なことにお洋服姿に慣れてしまって、何も着ていないなつめは変な感じがする。

今までお洋服でよく分からなかったが、ごろんと横になると、毛が丸く刈られたお腹があらわになる。そう、なつめはお腹まで毛がみっちり。その部分だけなんだか異様でそれも可愛らしい。


丸く刈られたお腹
すぐに生えてきて、だいぶ元の姿に戻りつつある

最初はお迎えして早々手術、入院なんてと抵抗があった。しかし勝手なもので、終わってみれば病気のリスク以外にも早めにやってよかったと思う。

まだ家にも家族にもそんなに慣れていないので、入院時も退院時もあっさり。もしなついていたら大騒ぎしたかもしれず、そうなったらとても心苦しかっただろう。

と書いてみたものの、私たちがそう思いたいだけで、時間が経ったところで飼い主と離れるのが寂しい!とはならないかもしれないが。

あと若いので回復が早かった。よもぎの経験からしばらくはどよどよしていることも覚悟していたけど、すぐにいつものなつめに戻った。

何もなければ次の通院は半年後。これからどんどん我が家での生活に慣れていってほしい。


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