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#日建設計

"Climate Migrants"気候難民とわたしたち ―2050年までに全世界で2億人―

藤村 美華 日建設計 海外事業部門 海外拠点グループ 石橋 七都希 日建設計 コーポレート部門 コーポレートグループ 今回のイベントは、日本が2023年末より第2回グローバル難民フォーラムの共同議長国を務めることを受け、国連UNHCR協会との「ONE MORE STEP INITIATIVE JAPAN」プロジェクトとコラボし、日建設計の有志のグループ「難民を考える会」が内容を検討、日建設計の気候変動への取り組みと難民問題を重ね、「気候難民」をテーマとして企画しました。

”+エアモビリティ”のまちづくり|空飛ぶクルマで未来のまちはどう変わる?

渡邉 修一 日建設計 設計監理部門 グローバルデザイングループ 兼 都市・社会基盤部門 スカイスケープデザインラボ課 スピーカーと取り組みのご紹介伊藤 貴紀さん(以下敬称略):まずは、経済産業省に所属していた時、なぜ空飛ぶクルマのための「次世代空モビリティ政策」を立ち上げたか、基本的な概観を話します。 エアモビリティに明確な定義はないものの、「電動」「自動」「垂直離着陸」が1つの共通イメージです。自動車が電動化・自動化するのと同様、航空機も電動化・自動化が目指されています

渋谷で2万人が帰宅困難に!? 災害時の行動変容を促す、ハードとソフトのデザインとは

染谷朝幸 日建設計 テックデザイングループ SDL(Safety Design Lab) ダイレクター スピーカーと取り組みのご紹介金山淳吾さん(一般社団法人渋谷未来デザイン ジェネラルプロデューサー / 渋谷区観光協会代表理事、以下敬称略):私は渋谷区の新しい観光資源づくりや文化イベントのプロデュースなどに携わってきました。今日のゲストの牧野さん、小野川さんと同じく、広告業界出身です。広告プロデューサー的な視点で、渋谷という街の運営について考えています。 牧野圭太さん

人にとって良い ”生物多様性” とは?| まちも、森も、家も、ヒトも、生物多様性!

須藤 伸孝 日建設計 都市・社会基盤部門 都市デザイングループ ランドスケープ設計部 ランドスケープアーキテクト スピーカーと生物多様性に関する活動のご紹介藤木庄五郎さん(株式会社バイオーム 代表取締役、以下敬称略):バイオームは生物多様性の保全をビジネスにすることを目指す、2017年設立のベンチャーです。私自身は京都大学で生態学を研究し、マレーシアのボルネオ島で2年以上キャンプ生活を送るなどの経験の積み重ねから、「環境を守るには、経済活動の中で生物を守っていく必要がある」

Web3×まちづくりの可能性|ブロックチェーンでまちづくりはどう変わる? 地域資源活用から市民参加まで

小松航樹 日建設計総合研究所 都市部門 研究員 道家浩平 日建設計 都市社会基盤部門 都市開発グループ 都市開発部 プランナー まず、Web3とはなにか?Web3は一般的に、ブロックチェーン技術を使って実現する、特定の管理者がいない分散型ネットワークと定義されます。Web1.0は、Googleの検索結果に出てくるような、一部の配信者から一方通行の情報の流れがある状態。Web2.0は、SNSのように、双方向の発信ができるもの。Web3は、参加者全員が分散して、データを保持・保

インクルーシブなデザインをどう考える? |当事者の視点を交えたプロジェクトをつくるには

車戸高介 日建設計 都市・社会基盤部門 都市開発グループ 企画開発部 プランナー なぜ今「インクルーシブデザイン」なのか?車戸高介さん(日建設計 都市開発部):今、世界の人口の15パーセント、約13億人が障がいを持っている(*1)と言われており、大きなインパクトとなっています。そういった方々がより社会参加できる、サステイナブルな社会の実現に向けたダイバーシティ&インクルージョン(D&I)が求められています。 一方、日本財団のD&Iに関する意識調査(*2)では、「日本社会に