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初笑いは新宿末広亭!  一生ものの“国語C”に感謝です。

さてさて、年末年始の休みももう終わり。みなさんどんな風にお過ごしでしたか?僕はスキーも行かず、のんびりと食べて、呑んで、駅伝見て――みたいな怠惰な、ある意味お正月らしいお正月でした!

で、割とこの時期に習慣となっているのが寄席の新春興行です。今年は、新宿は末広亭に行って参りました。新春は、顔見世興行みたいな感じで、一人一人の出番は10分程度と短く、次から次へといろいろな落語家さん、漫才師、芸人さんが出てきます。テレビなどでおなじみの人も見かけますし、正直全然見たことない人もたくさん出てくるのですが、みんな面白い!さすがに混んでいるのですが、ちょっと早めに行けば全然入れます。素人でも(僕は間違いなく落語素人です)十分に楽しめるし、何といってもお正月らしくていいですね。昼の部のトリは春風亭昇太さんの「時そば」でした。大笑いしたなぁ。

まあ、僕が寄席に行くのは年に1回かせいぜい2回なんですが、これが学生時代から続いています。そのきっかけというのが大学1年生の時に履修した一般教養科目の“国語C”なのです。どういうことかといいますと、僕はバブル期の大学生だったうえに、弱いけれど体育会軟式テニス部に所属していたりして、とにかく真面目に勉強する気がなかった。そうすると、部活の先輩とかクラスメートとかから“チョンボ科目情報”がたくさん出回ってくるのです。つまり「苦労しないで単位が取れる科目はこれだ!」というリアルな情報ですね。国語Cはその代表格。教授が指定する落語を一回見に行って、そのレポートを出せば(授業に出なくても)Aをくれるというものでした。

その通りに1回落語を見に行って、ほとんど授業は出ずにAをいただいたわけですが、その時に初めて見た本格的な古典落語(確か新宿紀伊国屋ホールでした)が思いがけずとても面白かったのです。それ以来、気が向くと、特に新春は落語を聞きに行くという習慣が続きました。授業にほとんど出なくて、今思えば教授には本当に申し訳ないのですが、一生ものの習慣をいただいたと大変感謝している次第です。

昨年は、自分でも意外なことに生まれて初めて漫才に目覚めまして、「M-1」の魅力を知ってしまいました。今年は例年よりも寄席やら何やら行ってしまう予感です。時事ネタとか参考になると言えばなるのですが、そんな小難しいことは抜きにして、みなさんも大笑いしたいときには寄席、行ってみてはいかがでしょうか?

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