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【2040年の未来予測】「低遅延」により、すべてのモノがインターネットに常時接続される

 5G、6Gのすごさは高速化だけではない。「低遅延」が実現するともいわれている。
 聞き慣れない言葉だが、これが最も鍵となる。「低遅延」で実現可能な技術を見ていこう。
「低遅延」とは、読んで字のごとく、「遅延」が低くなること。つまり、通信の「遅さ」が「少なくなる」接続や、通信時のデータのやりとりが途切れなくなるのだ。
 5G、6Gになると、通信が途切れる可能性は100万分の1以下になるため、安定した通信が絶対の条件になる産業で利用することができる。
 つい20 年前までは、インターネットにつながっていないのがあたりまえの状態であったが、20年後の2040年はインターネットにつながっていることが自然の状態になる。
 それはパソコンやスマートフォンだけではない。身の回りのものがすべて、コンピューター並みの処理能力を持つようになる。コンピューターのチップ(半導体)が、それまでコンピューターとみなされなかったモノの中にまで入り込むのだ。
 あらゆるモノにチップを埋め込むという発想は「IoT」と呼ばれるが、20年後には、身の回りのいたるところに何兆個という小さなチップが埋め込まれているはずだ。コンピューターは電気や水道のようなインフラになり、もはやコンピューターという呼称はほぼ消えているかもしれない。あたりまえになるからだ。

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