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【2040年の未来予測】6Gのすごさは「早く」「大量の情報のやりとりができる」こと

 6Gは、通信速度が5Gの10~100倍の速さになるといわれている。すでに2時間の映画のダウンロードが3秒だったのが、瞬きの間、1秒もかからない速さになるわけだ。
 スマホなどモバイル機器の利用時に「ちょっと待つ時間」は我々を知らないうちにいらつかせている。意図したホームページがなかなか開かなかったり、通信が途切れたりで、心が穏やかでなくなった覚えはあるだろう。数秒短くなるだけでストレスは大幅に減るはずだ。でも、6Gのよさは、もちろんそれだけではない。
 5Gでは、室内にある物体の正確な位置把握は簡単ではない。しかし、6Gになると、屋内で何がどこに置かれているかは、数センチ単位の精度で把握が可能になるといわれている。なぜなら、6G時代は屋内外のあらゆる機器がインターネットにつながるからだ。1平方キロメートルあたりの同時接続機器数が、1000万台と5Gの10倍となるとの試算もある。1000万台の機器ひとつひとつがセンサーになることで、多くの情報が集まり、ネットワークによる検知も可能になる。これにより、さまざまなサービスの可能性が広がる。
 ネットワークは地上だけでなく、衛星、航空機などでも使える。また、消費電力が減り、省エネにもなるともいわれている。デジタル機器の一回の充電での利用時間が、今の10倍になるのも夢ではない。
 高速通信の6Gの登場とともに、ディスプレイやセンサーなどの映像機器も発達すれば、ライフスタイルそのものが変わる。VR(仮想現実)やAR(拡張現実)などは誰もが使うツールになり、家にいながら服を試着したり、モデルルームに行くというサービスが登場するだろう。
 5Gと同じく6Gの通信環境も急に整うわけではないが、2030年頃から登場するはずなので、2040年にはあたりまえになっている可能性が高い。

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