【72 ミスは必ずその場でメモ】
夜の習慣で「失敗を成功パターンに上書きする」という方法を紹介しました。 そこで大事になってくるのが、その日の失敗を覚えておくことです。
しかし、人間の記憶はそこまで万能ではありませんから、一日のうちミスとして覚えておけるのはひとつかふたつ。それも「これはやってしまったなあ」「これは恥ずかしかった」など、インパクトの大きいミスしか覚えておけません。
すると、夜に振り返ろうとしても「あれ、なんかあったっけなあ」となかなか思い出せなくなり、そのうちに「一日を振り返る」という大事な習慣自体がなくなってしまいます。
そうならないために大事なのは、とにかくミスをその場でメモすること。
ここで言う「ミス」とは、本当にささいなことも含みます。
「取引先と打ち合わせ中にスマホが鳴った」というのはもちろん大きなミス。当然メモします。
そのほか「電子マネーで支払いをしようとしたら、お金が足りなかった」「朝、電車に乗り遅れて、乗り換えで走らなければならなかった」「同僚とのランチでしゃべりすぎた」「せっかく買い物へ行ったのに、必要なものをひとつ買い忘れた」など、どんなことでもいいので「これはちょっとミスかな」と思えることは徹底的にその場でメモします。
ちょっとしたミス(ほとんどが重大な問題に発展せず、終わってしまえばすぐに忘れてしまうようなもの)を書き留めておくことで、一日の最後に振り返ることができます。
じつは、この「ちょっとしたミス」を「次回はこんな行動パターンに変えよう」と上書きすることで、あなたの行動のクオリティは飛躍的に向上します。 ぜひともメモ魔になってください。
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