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昔ばなし×ミステリ📚

こんにちは、仁木碧と申します。

今回、謎クラの好きな小説アドベントカレンダーというものに参加しました📅

アドベントカレンダーとは

クリスマス当日まで1日ずつ箱を開けていく「アドベントカレンダー」ってありますよね?
あれのwebバージョンです。(雑)

謎クラとは?

「謎解きクラスタ」の略です。

クラスタとは、「集団」「集合体」という意味で、元々はコンピューター用語の様ですが、そこから発展して、アニメやアイドル好きの人達が「そのコンテンツを好きな人達の集まり」という意味で使うようになりました。

例えば、テニプリ(テニスの王子様)が好きな人達のことを「テニクラ」と呼んだりします。

謎解きとは、リアル脱出ゲームを中心とした「体験型謎解きイベント」の総称です。
そもそも「リアル脱出ゲーム」って何?🤔という話を始めると、それだけで1つ記事が出来てしまうので(笑)
今回は割愛します!

つまり、この「謎クラが好きな小説アドベントカレンダー」とは
謎解きイベントが大好きな人たちが、1日ずつ交代で好きな小説を紹介するという企画です。


私のTwitterを見てくださっている方はご存知かと思いますが、私、謎解きイベントが大好きなんです🥳✨

謎解きと読書という2つの趣味の話が出来るなんて、本当に嬉しいです!!


では、前置きはこのへんにして本題に入ります!
私が紹介したい本はこちらです!

『むかしむかしあるところに、死体がありました。』

青柳碧人

こちらの作品は、皆さんが一度は聞いたことがあるであろう、あの「昔ばなし」がモチーフになっている短編小説です。
そして、ミステリ好きなら聞いたことがあるトリックや技法が必ず使われています。

1.「一寸法師の不在証明」

「一寸法師」×「アリバイトリック」
上栗村という村で、冬吉という男が死亡した。
検非違使の調べにより、容疑者として一寸法師が浮上する。
しかし彼にはアリバイがある。
殺害時刻、一寸法師は姫を助ける為に「鬼の腹の中」に居た……。

2.「花咲か死者伝言」

「花咲かじいさん」×「ダイイングメッセージ」
茂吉じいさんは、とある野良犬を拾う。
以前飼っていた犬が「シロ」だったので、この子には「次郎」と名付ける。
次郎は、茂吉じいさんから、じいさんが「花咲かじいさん」と呼ばれるようになった、あの出来事を教えてもらって……。

3.「つるの倒叙返し」

「つるの恩返し」×「倒叙ミステリー」
弥兵衛は、貧しい男だった。
これまでは母親と一緒に仕事をして生活を凌いでいたが、その母が夏に亡くなってしまった。
薪割りの仕事だけでは、借金の返済まで手が回らない。
ついに、借金の取り立てに来た庄屋を殺してしまう。
そんな雪の降る夜、一晩泊めて欲しいと女性の客人がやってくる……。

4.「密室竜宮城」

「浦島太郎」×「密室トリック」
浜辺で子ども達に虐められていた亀を助けた浦島太郎。
お礼にと案内された竜宮城で、伊勢海老の「おいせ」が殺される。

……私の推しポイントは、「竜宮城」の見取り図が見れることです!
竜宮城の間取り、考えたことあります???

5.「絶海の鬼ヶ島」

「桃太郎」×「クローズド・サークル」
大喧嘩をしていた赤鬼の鬼太と青鬼の鬼茂は、罰として南の小屋と北の小屋に閉じ込められ、一晩反省しろと大人たちに言われる。
次の日の朝、鬼太は責め立てる兄鬼の声で起こされる。
「鬼太、何も、殺すことはなかったじゃねえか」
昨日喧嘩をした鬼茂が、死体となって見つかった。

以上が収録されている物語です!
どれも面白いんです〜!

「ちょっと興味出てきたけど、好みの文体かどうかわからないしなぁ〜〜〜〜」
と思っているそこのあなた!
今なら試し読みが出来るので是非!
試し読みはこちらから!

(注意🚨!!!!
「密室竜宮城」だけ、なんと!全文試し読み出来ます!
太っ腹〜〜〜!!!
ですが、試し読みには「見取り図」が無いので、自分で推理したい方にはオススメしません。)


以上で、私の好きな小説紹介を終わりにします。
お付き合いいただきありがとうございました!

おしまい。


最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます!
スキ♡していただいた方には、私の好きな小説をランダムでご紹介します📚

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