国立小学校2校一次抽選落ち 虚無感・・
試験に向けて1年以上、教室には7ヶ月間、雨の日も風の日も日照りの強い日も、自転車と電車を乗り継いで通いました。
月のお月謝は3万円ほど。その他、夏の特訓に模試、苦手克服講座など時間もお金もそれなりに使いました。
それでも、試験すら受けられない宣告を突きつけられるご家庭が毎年ものすごい数いらっしゃいます。うちもそのひとつ。
11月11日が筑波大学附属小学校の抽選発表。画面にパスワードを入力した瞬間に灰色の背景と「〜〜残念ながら・・・」という文字が目に飛び込んできます。
0.01秒で「落ちたのだ」とわかる画面になっています。今まで筑波のために頑張って模試でもトップの成績だったお話の記憶、特訓したクマ走り、苦手だったけれどクリアファイルにマジックで図形を書いて実際に転がしたりして地道に培った回転図形に鏡図形。100均で使えそうなものを片っ端から買い込んで毎日楽しみながら覚えた、空中片結びに蝶々結びに制作全般。
全てが走馬灯のように虚無感の中で脳内再生されます。
落ちたのだ。私の子供は試験すら受けることが叶わなかったのだ。
あれだけ完璧に用意をしても試験すら受けることができずに終わったのだ。
全身の力が抜け、身も心もスポンジのようになっている感覚がありました。
翌週はお茶の水の一次抽選発表がありました。こちらはパスワードを入れて、表示される当選番号一覧に我が子の受験番号が載っていなければ「落ち」です。
お茶の水は幼稚園組もいるので更に一次抽選の倍率が高いのです。
落ちるとわかっていても画面を見て我が子の受験番号がなかったときの酸素が薄くなり意識が遠のく虚無感は避けては通れませんでした。
筑波の抽選とお茶の水の抽選が終わり、国立一本の我が子は残る1校のみ(学芸大学附属小学校)に全ての望みを懸けることになります。こちらは応募地域がかなり狭い学校のため、一次抽選はなしで全ての子供を先生が一度見て選抜してくださいます。そこで落ちたら抽選よりは納得です。(それもそれで辛いけど)
とりあえず、まだ2校とも抽選落ちのメンタル虚無感はしばらく続きそうです。。
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