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Bellydancer Safinah’s EYE.009〜ダンサー生活までの物語、衣装について

こんにちは、サフィナです。6月も早くも下旬になってしまいましたが、来月こそは月に2本のペースでアップできるよう頑張ります。さて第9回は、ダンサー生活までの成長物語(無料)、衣装について(有料)についてお話しさせていただきます。そして無料記事の巻末にお知らせもあります。

大学時代には、イラン国営通信のアルバイトで日本の記事からイラン情報をピックアップするお仕事をしたり、ロシア空港の宣伝部でのアルバイトに夢中になったりしたことがあり、人より少し多い在学になって6年生を経験しました。叔母にカツを入れられて、なんとか卒業だけはすることができました。卒業後は3カ月くらい、引きこもり同然の生活を送って両親にもかなりの心配をかけましたね。英語教材の出版社でアルバイトをして暮らしていたのですが、ベリーダンスに出会っていなかったらどうなっていたのかなと思います。ベリーダンスに私の人生を救ってもらいました。だからこそライフワークとして取り組めているのかもしれませんね。一目見てワーッ素敵!習ってみたい!と、感動して虜になってからずっと、ベリーダンスに魅了されてきました。その辺りのベリーダンスとの出会いのお話しは、第2回の記事に詳しいですので良かったらお目通しください。

当時仲が良かった先輩との2人組としてプロダクションにも所属させていただいて、アルバイトをしながら週5日もステージに立つ生活を送っていました。今とは違ってステージに立てるような場所もあまりなく、銀座のクラブで踊ったり、議員パーティーや神社のお祭りに出演したり、プロレスの前座で踊ったこともありますね。リングの上は弾むので、踊りにくかったのを今でも覚えています(笑)。

私は最初から指導者になることが目標だったので、そのための努力はかなり行いました。以前の記事でも紹介しましたが、池袋のサンシャインカルチャーや銀座と新宿のよみうりカルチャーを皮切りに、湘南や我孫子でも教室を開いて活動していました。参加いただくおばさまたちの方が貫禄をお持ちだったようで、若い私が生徒に、生徒が先生に間違われるということもありました。それだけ若かったし、先生らしくは見えていなかったのでしょうね。

2006年頃には東京での活動とアルバイトの生活を続けながら、山形でのベリーダンス啓蒙活動も始めました。庄内にあったNHKのカルチャースクールは月に1回のペースで行っていて、それ以外でも徐々にベリーダンス人口と開催エリアを山形県内で増やしていきました。同時に、東京で受け持っていた20~30人程度の生徒の皆さんとさよならをしなければならないのも寂しかったのを覚えています。愛情込めて共に成長した生徒さんたちだったので、悲しくて悲しくて後ろ髪を引かれる思いで山形に本拠地を移しました。2007年のことです。一期一会を大切にしたいと学びましたね。今でも東京時代の生徒さんとは、数人程度ですが連絡を取り合う仲でいたりもします。山形に戻ってからですね、ベリーダンス一本で生活が成り立つようになったのは。アルバイトとの両立はよく考えれば簡単ではなかったはずですが、念ずれば叶うではないですが、腹をくくって無心に突き進んでいく熱量に勝る物はなかったのだと思います。

若い頃と変わったことは、ずいぶんと図太くなったことかもしれません。元々人前に出るのが苦手で、ベリーダンサーになりたてのときはみんなといても一言もしゃべられないくらいの引っ込み思案でした。生徒さんの中にもわーっと会話や雰囲気の主導権を握る人もいれば、控えめで自己主張が弱い人もいると思いますが、私は完全に後者でしたね。

そう、ベリーダンスは薬だなと思います。

親しい友人の死に直面したときも、踊っている間はその辛さを忘れさせてくれたんですね。身体に集中していると全てのことが忘れられる。ダンスをしていないと「自分が壊れる」とすら思います。自分自身が経験したダンスの素晴らしさをみんなに共有したい、分かち合いたいという気持ちが若かりし頃から変わらず私の中にあります。

ニケラベリーダンスカンパニーの皆さんも、10年以上の時間を越えてお付き合いしているのですが、どんどん変わってきていますね。初めてベリーダンスを恐る恐る始めた頃の皆さんとは、格段に垢抜けしています。自信なさげだったその人もこの人も、明らかに変わりました。無表情で踊っていた人からでも、レッスンを重ねていくうちに笑顔が内側からどんどんあふれていくんです。かけがえのない仲間もいる。おこがましいかもしれませんが、ニケラのメンバーひとり一人の人生の、その人の成長のかけらの一部でも作っているのがベリーダンスなんだ!と、密かに感動すら覚えてしまうことがあります。

「ベリーダンスのない人生なんて!」「No Bellydance,NoLife!」ですね(笑)。

そして今年もニケラベリーダンスカンパニーの発表会が開催されます。10月20日(日)。発表会を超えた、感動のステージをご用意したい。会場は山形テルサのアプローズ(小ホール)です。是非、私たちに会いに来てください(詳細は公式ホームページhttps://nikerabellydanceにアップしますのでしばらくお待ちください)。

第9回の無料記事はここでおしまいです。第10回は、ベリーダンスから得られるメリットとデメリット(無料)、映画の中のベリーダンス(有料)についてご紹介させていただきます。

若かりし、ダンサーになりたての頃の私。

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