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いつもと一緒の誕生日 ニケと歩けば

今日は令和6年6月6日ニケの10歳の誕生日です。
かと言って飼い主がお誕生日のごちそうやプレゼントのおもちゃなどを用意するわけでもなくいたっていつもの一日が始まるようです。

久々にあった同じ柴の飼い主さん、ご夫婦で散歩中です。声を掛けられるまで分かりませんでした。向こうから「ニケちゃん?」と声を掛けられるまで気が付かなかったのは、そこにナナちゃんがいなかったからです。

4月に16歳。とうとうその日を迎えたとか。最近ご夫婦でナナと歩いたところを歩こうとなって同じ時間、同じコースを巡るようになったそうです。

動物を飼っている人はいつかはその時を迎えるのですが、何頭飼っていてもその何とも言えない悲しくて寂しい気持ちに慣れることはありません。

頭を撫でてもらってもニケはいつも通り。好きな人には頭を低くしています。なんとなく神妙な顔つき?はその撫でる手が愛おしむようで優しかったから?ナナちゃんを思い出した切ない波動が出ていたから?かはわかりませんが、別れても珍しくいつまでもお二人の後姿を見ていました。

そんな別れを惜しむようなしぐさはお菓子をくれたおばさんが遠くに行くのを見送っているときぐらいなのでちょっと驚きました。

こちらもしんみりしているとやんちゃなゴールデンのイフちゃんがハアハアと駆け寄ってきて飛び掛かろうとするので一喝うなり。全く気にしないイフちゃんはまだ4歳。瞳がキラキラしています。

ニケはちょっと不機嫌になりこの子どうにかしてと言うように私をちらっと見ます。あなたもそんな時があったのよ!と心でつぶやいて…。

犬に誕生日おめでとうと言っても何のこと?それよりおやつ!がせいぜいで
飼い主だけがこれからも元気で一日でも永くと祈るのみです。

町猫が公園のレンガのフェンス辺りに集まってきました。
いつもニ、三人の方から時間差でご飯をもらうのでみんな丸々しています。

中にはすっかり人なれしていてまつわりつく黒猫もいて平和そのものです。
近くには猫嫌いな人がいてそれをちょっと怖い顔で見ていますがそんなこと気にもしない様子のおばさんたちは自腹のフードが高くって!と言いながらも両手に袋を下げて定刻にやって来ます。桜猫ですからもう数が増えることはないそうで、去年より少なくなった子たちを可愛がっているようです。

それを寝っ転がってみるのがニケの毎日ですが、何を考えているのか何にもなのか…。

こうして何年も同じルーティン。柴の特徴はそのままに彼女もいよいよ老年期を迎えます。

目でものを言うニケですがおねだりのしぐさは小さな時と同じです。
今朝は久しぶりにスムージーを作りました。健康志向ではありませんが気が向いたのでたくさん野菜とフルーツを入れました。いつまで続くかわかりませんがたまにはいいものです。

今日もいい日にしましょう!





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