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ジェトコースター人生 51-7

ブリティッシュ・エアウェイズの垂直尾翼のユニオンジャックが連なって停泊しているヒースロー空港、ビートルズの国、それと007好きの私にとってはイギリスは格別な国です。

Mやボンドが働いているとされている本部の建物は実在しています。実際にイギリスの秘密情報機関が使っているとか。近くの橋から見るとあたかもボンドがいそうで想像を掻き立てられます。

私の時代はショーンコネリーでしたが、今のダニエル クレイグも男臭くてかっこいいです。

「ロシアより愛をこめて」は何度も観ました。

休日はボンドストリートにロンドンタクシーに乗ってその時のクルー4人ででかけました。

しゃれたブティックや本屋、花屋には色とりどりの花、パブで大人ぶって飲んだペールエールはほのかな紅茶の香りがして飲みやすかったのを覚えています。もちろんビックベンやウエストミンスター寺院、バッキンガム宮殿。

途中で食べたフィッシュアンドチップスはそれなりに胃袋を満たしてくれました。

仕事では回り切れなかったのでその後娘が中学生になった時から毎年、兄と代わりばんこに一人ずつヨーロッパに連れ出しました。大英博物館は必ず見せて砂漠に放り出された奴隷のミイラ「ジンジャー」に会いに行きました。

息子が20歳の時に出来たロンドン・アイ「大観覧車」は一つのカプセルに25人も乗れる大きさで30分かけてゆっくり回っていきます。成人のお祝いで行ったこの旅行のことはたまにですが食事の時の会話になります。大変な時期でしたが思い切って行って良かったと思います。

2001年のアメリカ同時多発テロもこの空港から日本に帰るときに知りました。息子と同年齢で同じ大学の方が犠牲になられたとか。

いつかは大きくなった孫たちをジンジャーに会わせたいです。

その名は砂漠で投げ捨てられて体がジンジャー「ショウガ」のような色になったからだそうです。







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