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力を抜くっていいことだ

頑張れというのはたやすいことですが、私は母に頑張れと言われると意欲が無くなる可愛げのない子供でした。

人に言われて素直に受ける。それが自分の意思であるかどうかで、大きく違ってきます。

応援する側も少し登り調子になった時にかけるエールは効果的ですが、落ち込んだり弱っているときはかえって自信を無くすと思います。

 何においても声をかける時は「楽しんでね!」と言うようにしています。
試験であっても試合であっても頑張るのは当たり前。その状況を楽しむことで、いい結果が出る場合が多いようです。

「期待に応える!」とても真摯で素晴らしい心意気だと思いますが、期待は他人が勝手に思うこと。期待外れも同じです。

以前のアスリートたちはこの期待されているプレッシャーを背負って、自滅する場合もありました。昨今の彼らのインタビューは今まで血のにじむ努力をしていても淡々としていて、最後は「楽しむ」ことを知っているようでかっこいいです。
結果が付いてくるかどうかはその時のコンディションや運も左右するのですから、終わった後のやり切ったすがすがしい顔はどの選手も輝いています。

悔し涙より嬉し涙をたくさん見るようになりました。頑張らなくてもいい。少し気を抜いたほうが良い結果が生まれます。

そのことばかりに気が向いていると少しでもうまくいかなかったときの落ち込み具合が深くなるからです。

「ありのままのあなた」と言うフレーズは素のままでもあなたは十分素敵ですが、何かをするときには身に着ける武器と言うか装備は必要です。

私はロールプレイングゲームが好きで、ドラクエが出た時はすでに母親でしたが、感動しました。

直ぐに戦いに出かけて敵に遭遇するのですが、こん棒しか身に着けていないのであえなく死んでしまう。いつしか金貨が溜まって、町の武器屋で揃っていく。遠回りもいいとこです。

この無謀なやり方は私そのもので、家族はみんなコツコツと準備して、確実に敵を倒していくという慎重さでした。

実生活においてのアイテムは柔軟な心です。

闇雲に進むのではなく器を大きくしていくには素材は頑丈な鉄よりも布のような柔らかいものの方がたくさんものを入れることが出来そうです。

鉄のように固くて頑丈なハートは時として人の意見を受け入れないので大きくなれません。布は破れてもほころびを縫ってしまえば大丈夫。あなたの器はどんな素材ですか?

今の時代何が起こるかわからない、でも自分の命は自分で守れ!と言われています。意思を貫くことも大事ですが何かを選択するとき、一本道ではなくいくつかの道から選ぶことも必要な世の中のようです。誰が何と言おうと自分の人生楽しむことが何よりの健康法のように思いますがいかがでしょうか?

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