見出し画像

賑やか正月はいいもんだ

今年もよろしくお願いします。

孫は二年ぶりとはいえみんな一人前の子供?になって、里帰りはそれぞれに声も大きくなって面白い時はゲラゲラ笑い、ゲームで負けると悔し涙を流し、ぴょんぴょん飛んでは叱られ1歳の末娘は、お尻フリフリの上機嫌かと思えばどこかで頭を打ち大泣きする!しばらく静かな正月になれていた私には目まぐるしい師走と正月になりました。

ゆっくりお祝いするには程遠い食事でしたが、でもなんだか楽しいのです。

いろいろ作って、さて私もとテーブルに着くころにはほとんどお皿だけの状態。

作り甲斐があるというものです。

子供たちは私の手段?を知っているので驚きませんが、娘の旦那は気を使います。

ご心配なく!私は「つまみ食いの達人」です。好きなものを先に失敬しておくとみんなが食べていても慌てません。「お母さんは良いのよ。沢山食べなさい。」と一見デキタ母親を演じることが出来ます。なんとさもしいと思われるでしょうが、お互いがWIN WIN。

そんなこと自慢することではありませんが…。

我が家のお雑煮は白みそ仕立て。焼き豆腐、ニンジン、大根 赤目芋それに焼かない白餅。

ところが娘の旦那は白みそ、お餅が苦手。お祝いですから、お雑煮は最低食べたい。

昆布とかつお節のだし汁に野菜、焼き豆腐を入れて、一人分は別鍋に。メインの方にはお餅と白みそ。もう一つは田舎味噌汁仕立て。

彼は恐縮した顔で美味しそうに食べてくれます。

きっと覚悟していたでしょう。我慢して食べようと。その点 孫は思いっきりまずそうに顔をしかめます。一つ経験値が上がりました。

私も白みそは苦手でした。今でも好きではないのですが、息子のリクエストは毎年です。この間「私も白みそ雑煮が楽しみ。」と妹が言っていたというのです。

私だけがこの家に馴染んでいないような…。義母から習った新婚時代。これが毎年続くのかと思うと憂鬱でしたが、美味しそうに食べる主人と義父を見ている義母がとても満足げだったのを思い出します。

これが○○家の味!昭和はそうでした。

今は家族がお雑煮を楽しみに帰省してくる。いまだに自信のない白みそ雑煮ですが、子供たちの思い出の雑煮なんでしょう。主人の好きな味を子供たちも…。ふとこの場に居ればどんなにご機嫌だったろうと嬉しそうな顔が浮かびました。

もちろん私にも故郷の雑煮があります。すましに焼餅。水菜とかまぼこのあっさりとした…。正月の後半はこちらを作ります。

祖父母と両親とでお祝いしたお正月は全員着物姿でした。

生田神社に初詣。おみくじを引いて、帰りは第一楼で親せきも集まっての

中華料理、何よりもうれしそうなのは炊事から一時解放された母の顔でした。

お正月は主婦を家事から解放してあげようと日持ちのするおせちがあったと言われています。

でもゆっくり座っている母を見たことがありませんでした。

私は娘たちが帰った後、お土産の美味しいクッキーとコーヒーでひと休み。

台所の洗い物の山は、賑やかで楽しかった置き土産のようです。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?