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ビオトープに癒される毎日はいい

私の朝の一番の仕事は金魚とメダカに餌をあげることから始まります。

それがすんでからがニケとの散歩。彼女も毎日の事なのでおとなしく待っています。

庭に水を撒いて、我が家のビオトーブを覗きます。あまりゆっくりしているとガンミのニケの催促が始まります。そろそろ行こ!

メダカたちの泳ぐさまはいつまで観ていても飽きません。小さな頃から我が家には金魚と犬はいつも身近にいました。その当時は小さな川にメダカはいっぱいいましたので飼う人は少なかったような気がします。

我が家は観賞用というよりは庭で一緒に暮らしていると言った感じでした。

夏には上から細い竹のすだれを覆って暑さから守ります。冬、氷の張った小さな池の金魚は冬眠かと思われるくらい動きませんでした。

今でいうビオトープは、あめんぼう、タニシ、小さな川エビでちょっとした自然の世界でした。

祖父は今にほたるがやってくると言っていましたが残念ながらその思いは叶いませんでした。毎晩ひとりで座って見ていたのはやっぱり少なからず期待していたのかも。

縁側で、池の金魚を見ながら冷たいそうめんを毎日のように食べた夏休み。子供の私は今日もまた!と…。

そこにアクセントで浮かべる葉っぱは庭の小さな緑の楓であったり、

細く切った大葉の時も。それを取ってくるのが私の役目でした。

そんなに広くもない庭でしたが、放し飼いの秋田犬のフジと一緒に遊びました。夜になると最後は線香花火と決まっている花火を近所の友達も来て楽しみましたが、傍には缶かんの蚊取り線香。なのに従兄だけが蚊の餌食に。自分の血液型を恨んだりして、パチンパチンとたたいて蚊を追っ払う音が今も聞こえてきそうです。

たまにスイカをほうばりました。お塩少々は忘れません。大きな丸いスイカは井戸水を入れた桶で冷やします。藁で編んだ網に入れられて、お土産にもらうことが多かったように思います。夢はスイカ割でしたが食べ物は大切にという無言の戒めでそちらは叶いませんでした。

今も金魚やメダカのいないことが無いのはそんな幼少期の思い出が知らぬ間に焼き付いているからかもしれません。

今から思えば本当に何にもない日常でした。

「私はもっと広い世界!色んな国に行っていろんなものを見てみたい!」

そのころから少しずつ芽生えた夢でした。

今日は小さな我が家のビオトープから世界に行く夢まで…。短い時間にいろいろ飛び出してきました。

今日もいい日にしましょう!











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