見出し画像

都会のオアシスっていいもんだ

今日はポカポカ小春日和のお昼になりました。
散歩は相楽園。久しぶりに門をくぐりました。

梅の花が可憐に正門の脇で咲いています。

車の音もしない、空が高い!空気が柔らかい。都会のオアシスです。
京都のお寺のような雰囲気を持っている正面から入るとゆったりとした道が緩やかに続いています。

旧小寺家厩舎

この厩舎、明治に建てられたとされています。1階は馬車庫、自動車庫、馬糧供給庫。2階は厩務員部屋。高い高い吹き抜けを持つ馬房。円形の小塔が何ともかわいらしくて童話に出てくるような建物です。馬たちのいななきが聞こえてきそうです。

国の指定重要文化財 旧ハッサム住宅。

かっては北野町にあったイギリス人ハッサム氏の邸宅は広大な日本庭園を望む趣のある建物です。ハッサムさんはこのベランダから日本庭園を毎日眺めていたのでしょう。

こんな壁の色にする勇気はないかなあ
これが船の上部。豪華!

庭園には大きな池がありゆったりと大きな鯉が泳いでいます。池のほとりの舟屋形。歴史的建造物「川御座船」 江戸時代の大名が参勤交代や遊覧に使用した船を言うそうです。

何しろ盛沢山!歩みはゆっくりでも心奪われる風景は次々に現れて静かな興奮があります。

椅子に座って静かに写生する人もいて、ここだけが無時間の世界のようにも思えます。明治の人たちがこの神戸でどのように暮らしていたかは想像でしかありませんが、「余裕」と言う言葉がしっくりくるような気がします。


もっとここに居たいと思わせる園はすぐ近くにあるのに、来ようと思えば来れるのになかなか前を通過するだけでした。久しぶりにフラッと訪れていい時間を過ごせました。心が幾分透き通ったような気がします。

なかなか京都や奈良に行くことが出来ませんがここには同じような風が流れています。古都の雰囲気の日本庭園。外人が遠い故郷に思いをはせて作った邸宅。ドイツ建築の明治 ハイカラの厩舎。合いそうにないそれぞれの風景が見事にマッチしている不思議に神戸らしさを感じました。そんな神戸が好きです。

立派な市民の木 白松

次に来た時はカフェ相楽園パーラーで6000坪の日本庭園を見ながらゆっくりしようと小さな決心をして?門を出ました。
県庁沿いを下りて元町に降りて行きます。今日もいい日になりました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?