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味噌汁は母の味

家庭ごとにお味噌も違えば、入れる具も。

疲れた時のお味噌汁は気持ちまであったかくしてくれます。

妙に白ご飯とお味噌汁。食べたくなって、ありあわせの野菜にいつも冷凍している薄あげで作ることがあります。

玉ねぎ、ジャガイモ、ほうれん草。どんな野菜を入れても美味しい!そうそう卵をポンと入れて半熟ぐらいで食べると最高です。

昭和の実家では母がお味噌から作っていました。それは祖母から教えられた嫁ぎ先の味。大豆を丁寧に洗ってざるに移したっぷりの水に一晩おいておくと、二倍ぐらいに膨れます。大きすぎると思った鍋でも丁度ぐらい量が増しています。煮てつぶし、最後の仕上げは塩と麹を混ぜて手のひらでつぶします。手加減が重要らしく力を入れ過ぎてもダメ。ころあいって大切です。味噌汁に豆の食感があるくらいが家族の好み。ごつごつしていて豆の形が残っているぐらいです。

塩加減も健康を考えて薄目。野菜はたっぷり。それで立派な一品です。

結婚するとこちらは白みそ。日頃はあまり作られませんでした。

お正月の雑煮を作るときに買うくらい。そこで実家の手作り味噌を作ったところ、美味しい!美味しいと褒められたのを覚えています。

料理はあんまりほめられたことが無かったので、なんだかやっと認められた⁈気になりました。大げさですが自分の居場所が見つかったみたいな…。

昭和の嫁はなかなかハード!母たちの時代に比べたらと思いますが、家庭ごとに慣習も違えば、一番基本な料理の味も大阪と神戸でもまったく。

今では息子のリクエストでお正月の三が日は白みそのお雑煮と決まっています。苦手でしたが、ようやく?美味しさが分かるようになりました。

きっと義母のとはずいぶん違った味だと思いますが、今では私のが我が家の味。以前は人参、大根、小芋に焼き豆腐。大きさがなかなかそろわずこれってそんなに重要?と思ったこともありましたが…。それも包丁さばきの未熟さから。いまでも作るとき思い出します。真剣な義母の視線!

キノコご飯に豆腐の味噌汁。今夜はこれで決まり!

今日もいい日にしましょう!






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